見出し画像

異性への恐怖心・嫌悪感(これ、いま流行りの、マルトリートメントじゃないっすか⁉ ⑪)

異性への恐怖心・嫌悪感の巻

どうも、こんにちは。ゴンベーでございます。

本日は、ちょいと趣向を変えまして。
マルトリを受けたときのエピソードではなく、
「その後も続く影響」についてお話ししたいと思います。

トラウマ的なやつですな。

タイトルにあります通り、ゴンベーは、異性に対し、
恐怖心や嫌悪感を感じます。

友だちなら平気なんです。
でも、恋愛関係になるとダメですね。
部屋という密室で二人きりになるとか、
自分が異性として見られるとか、
そういうのが本当に、怖くて、気持ち悪くて。

がんばって、お付き合いをしたこともありました。
でもねぇ、両想いでお付き合いを始めた人でも、
例えば肩に手を回されると、「あ、首しめられる」って
思ってしまったりね。

相手が、いつ暴力をふるってくるか、
いつ暴言を浴びせてくるのか。
そんなことに、常におびえていました。

実際に、お付き合いしていた相手から、
DVを受けたことは一度もありません。

でも、なんていうか、もう、細胞に
しみこんじゃってるんです。

「男性というのは、家(部屋)という密室で、
 第三者の目がとどかなくなると、
 自分の心身に危害を加えてくるものである。」

そういう刷り込みが、もう、できあがっちゃってるんですな。

それと……。
お付き合いをしているからには、まぁ、いろいろしますよね。
手をつないだり、それ以上のこともね。

気持ち悪いんです。

両想いで付き合いはじめた相手ですら、
気持ち悪くなってしまう。

この、異性に対する恐怖心・嫌悪感が、まさに、
ゴンベーが受けてきたマルトリの効果(?)なんですな。

で、このような効果をもたらした原因を、
見てまいりたいと思いますが。

ええ、まずですね。
ゴンベーは、子どものころ、「父親」や「兄」から、
暴力をふるわれたり、暴言を浴びせられたりしておりまして。

「兄」からは、執拗な嫌がらせや、「妹」「いとこ」らと
手を組んでの集団いじめも受けておりました。

これらが、先ほどの「男性は、密室で危害を加えてくる」
という刷り込みの正体
ですな。

よーするに、「『家庭』でさんざん暴力・暴言を浴びてきたトラウマで、
関係ない男性にも恐怖心がわいてしまう」ってことですね。
ほら、昔の飼い主にひどいことをされた犬やネコが、保護されてからも、
人間全般を怖がっておびえたり、牙をむくことがあるでしょう?
あれと一緒っすわ。

人間関係というのは、基本的に、「家庭」における
親やきょうだいとの関係性を繰り返すらしい
ですから。
ゴンベーの場合、男性との関係性は、「父親」「兄」との
関係性(暴力や暴言の加害者と被害者)が基本になってるようです。

これで「恐怖心」のほうは説明がつきますが、
では、「嫌悪感」は何なのか。

これはどうやら、原因は「母親」から浴びてきた言動にあるようです。

「母親」からは、
「あなたが生まれるせいで、離婚できなかった」
「あなたは橋の下で拾ってきた」
「あなたはシンデレラをこきつかう意地悪な継子だ」
そんな罵声を、繰り返し繰り返し、浴びせられておりました。
記事⑧、⑨に書いた通りでございます。

そいでね。
異性への嫌悪感というのは、こういう言動を浴びながら育った子に
見られる症状(?)らしい
っす。

本屋さんだか、図書館だかで、たまたま手に取って、
パラパラとめくった本に書いてあったもので、
内容の全体やタイトルなどはわからないんですが。

確か、上記のような言動を浴びながら育つと、
子どもを作る・子どもができるってことに、
嫌悪を覚えてしまうことがある、という内容
だったと思います。

この記述を受けまして、ゴンベーなりに
自分の中にある「嫌悪感」を分析しますと、
おそらく、こういうことなのかなと思います。

「あなたのせいで、離婚できない」
「あなたのせいで、自分の時間がない
(家事をしなきゃならない・子どもの面倒を見なきゃならない)」

このテの言動は要するに、
「あんたのせいで、自分が不幸だ」
「あんたはこの世にいらない」
「あんたは邪魔で迷惑なだけのモノだ」

そう言ってるわけです。

記事⑨でも書きました通り、
こういった言動を浴びてきた子は、
「自分という存在に対する、圧倒的な否定・罪悪感」を
抱えることになります。

少なくとも、ゴンベーは抱えています。

そして、異性としてお付き合いをしていくというのは、
まあ、最終的には、「子孫をのこす」ってとこに
つながっていくわけです。突きつめていけばね。

え、ちょっとまって。
自分は、「いらないモノ」なんだよね?
「存在してちゃ、いけないモノ」なんだよね?

それなのに、その自分が、またもや「いらないモノ」、
「存在が許されないモノ」を、こさえるの?

自分は人を不幸にする存在なのに、
その自分の、いわば「分身」を生み出してしまう。

恋愛というのは、その途上にあるものです。
この関係のさきには、「いらないモノの再生産」が
待っているのです。

自分のような、忌むべき存在を作り出してしまうこと。
そのあたりが、嫌悪感の原因ではないかと思ってます。

そーすると、その嫌悪感ってのは要するに、
「自分という存在に対する嫌悪感」
ってことになりますわな。

自分を嫌いなのに、自分の子ども、生みたいと思います?

「自分という存在」に対する嫌悪感が、
自分の子ども、ひいては子をなすための関係性
=恋愛関係にまで、及んでいく。

おそらく、そういうことだろうと思っとります。はい。

ゴンベーの場合は、恋愛関係にまで及んでおりますが、
「恋愛はできるけど、結婚しても子どもはほしくない」、
そういう方々のなかにも、同じような事情をお持ちの方が、
いらっしゃるかもしれませんね。

もしも、異性への恐怖心・嫌悪感をお持ちの方がいらっしゃったら、
「『家族』との関係性(特に『男親・男兄弟』)」や、
「実は嫌悪の対象は自分自身ではないか」ってあたりを
探ってみると、心あたりが見つかるかもしれません。

そして、今現在、まさにお子さんに、
「こういうこと、やっちゃってる」
「同じようなこと、言っちゃってる」
と、お気づきの方々。

気づくことができるなら、まだ救いがあると思います。
信じがたいことに、真正の「虐待親」「毒親」たちというのは、
こういう話を、完っ全に、他人事だと思っているのです。

気づけるなら、だいじょうぶ。
どうか、今日、いま、この時から、
お子さんに、「あなたは存在していていいんだ」と
思わせてあげてくださいませm(__)m

ゴンベーは専門家ではないので、あくまでも、
実体験に基づく自分なりの分析をお話ししております。
上気の分析が、すべての人に当てはまるとも限りません。

ただ、こういったお話をすることで、
「今後は子どもへの言動に気をつけよう」とか、
「もしかして、自分もそうかも……」とか。
だれかの何かが変わるかもしれない。

願わくば、この先、
「自分は忌むべき存在だ」なんて思いを抱えながら
生きていかなきゃならない人が、一人でも減りますように。

そして、まともな家庭に育っていれば、当たり前のように
享受していたはずの、「自分の存在が許されている」幸せを、
一人でも多くの人が、感じられますように。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!