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想像が膨らむポケモンのヒロインの魅力
師匠から「おれは進化した」と完成した絵が送られてきたのだけど、画力が違い過ぎて正直何が上手くなったのかさえわからない、ごみまさです。
今回は僕が好きなポケモンに登場する女性キャラについて書く。あちこちでコトネちゃんについては触れてきたけど、まとまった文章を書いたことはない。ポケモンにはたくさんの魅力的なキャラクターが登場するので、今日はまず女性編で、そのうち男性編も書く。
ひとりの人間がいかにして2次元にワープするのかについては諸説あるが、現実=3次元で幾度かの幻滅を味わった結果として、気が付けば”次元超越”してしまうケースがある。聞伝だけど、僕の知り合いも現実の女性にフラれて2次元に引っ越ししてしまったらしい。
あるいは、現実の女性とも接点を持ちながら、2次元と3次元を縦横無尽に行き来することができる器用な人もいる。2次元は2次元、現実は現実と自然に棲み分けしているのだろう。
僕は、フラれた、みたいな目に見えるきっかけがあったわけではないけど、女の子と深い縁のない学生時代を過ごし、そのまま仕事を始めて家と職場を往復するだけの単調な生活を送るようになり、いつのまにか同世代の異性と接点を持つ機会を失ったまま、ある時ポケモンの世界に足を踏み入れた。その結果として、いつのまにか居心地の良い2次元に住み着くようになってしまい、気が付けば3次元に戻れなくなってしまったのだ。
今でこそアニメや漫画好きを公言することは何ら恥ずかしいこととは思われないし、若い男女が共通の2次元コンテンツで結びつくことすら何ら不自然なところがないけど、僕が少年だった頃は世間のアニメ・アイドル好きやオタクに対する風当たりは超絶に冷ややかだった。かつてはオタクを宣言することは、陰キャであることを認め、恋愛を諦め、孤独を受け入れ、人生の敗者となることを認めることに等しかったのだ。
「涼宮ハルヒ」「らき☆すた」「けいおん!」といったワードを口にしたり、『とある科学の超電磁砲』のようなライトノベルを読んでいるだけで、クラスメイトにひやかされている同級生がいたものである。これだけでスクールカーストの最下層に位置づけられる理不尽な世界だった。当時はカーストなんて言葉はなかったけど、クラスにおける無意識的な格付け的なものは今と変わらずあった。
僕自身は小学生の頃クラスに「長門は俺の嫁」と叫び、「もってけ!セーラーふく」を完コピして踊る陽キャの友人と一緒に騒いでいたので、中学生になってアニメ好きへの世間の冷淡な態度を見てびっくりした。僕はそれほどアニメに詳しくないけど、友人と家族の影響で流行りのアニメと主題歌くらいは知っていたので、「好きなものくらい放っといてやれよ」と思っていた。
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歌詞が天才的に意味不明
だから、恋人同士が一緒にコスプレをしたり、好きなアニメを共有している景色を見かけると、「時代も変わったなあ」と感慨深くなって、おじさん臭くなったことを実感する。10代・20代の女の子が○○坂46やウマ娘の推しを嬉しそうに公言している場面に遭遇すると、変な老婆心(老爺心)が働いて心配になってしまう。
だからというわけではないけど、現代の若い世代が「ナンジャモ超可愛い!!!」「ボクっ娘ドストライクだよぉ!」なんて大手を振って呟けるのは、僕の友人たちのようにクラスメイトが一生懸命に劇を演じている文化祭のステージ脇でこそこそ「ハレ晴れユカイ」を踊り、家族にばれないように夜な夜な「Only my railgun」の歌詞を暗記し、修学旅行でクラスメイトの監視を逃れて「Don’t say "lazy"」を輪唱したり、教室の隅でブックカバーをかけて「みなみけ」を読んでいた、先人たちの汗と涙と血の滲むような努力の結果であるということを、ぜひ胸に刻んで頂きたい。いや、別におじさんの昔話なんて気にしなくていいんだけど、もってけ!のダンスを練習して壁に手を強打しないように気を付けてね、という話。
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第3世代 FRLG リーフちゃん
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どうしておっさんのしょうもない昔話をしたかというと、僕とリーフちゃんの思い出に深く関わっている部分があるからだ。
ハルカについて書く時に詳述するけど、僕がはじめて買ってもらったポケモンのゲームはルビーだった。その後FRLGに進んだのだが、僕は攻略本を見てリーフちゃんに一目惚れしてしまった。
それで主人公を選ぶ時に女の子にしたかったのだけど、男子である僕が女主人公でプレイするのが恥ずかしくて、結局レッドさんでリーフグリーンを開始することにした。そのあと1週間くらいは未練たらたらでストーリーを進めたくらい、僕はリーフちゃんと旅をしたかったのだ。
いまや何食わぬ顔で女主人公を選び、果ては着せ替えまで楽しむようになったけど、かつてはそこまで図々しくなかったというか、恥じを捨てきれなかった。それこそ友達と集まって交換や対戦をするときに「や、ごみまさが女主人公使ってるぞ」なんて言われる場面を想像すると、恐ろしかった。
この話を師匠にしたら「は?何が恥ずかしいんだ?おれは始めからハルカ一択だったぞ」と言われた。もし読者の中に僕と同年代のプレイヤーや、今の若い人たちがいれば、そのあたりについて御意見をコメントで教えてください。
話を戻すと、リーフちゃんはポケモン公式からなかなか名前を公表されず、わりと最近になってフィギュアが発売される際に”リーフ”という名前が明かされた。コトネちゃんもそうだけど、主人公ゆえにセリフがない上に、リメイク版のヒロインはなかなか作中で人物像を深堀りされることがないため、キャラの解像度が非常に低い。
初代の赤・緑及び2世の代金・銀では男主人公しかおらず、クリスタル版で初めて女主人公が実装された。そのため、リメイク版で新たにヒロインを登場させたという経緯があり、カントー・ジョウトの物語はレッドやゴールド(ヒビキ)が体験した世界である、という認識が強い。
このように、リーフちゃんの人物像については作品からのヒントがほぼ0であると言って間違いない。ポケマス等のスピンオフ作品では登場しているので、いくばくかのキャラ設定は読み取れるものの、やはり本編の重要さには劣るだろう。
ポケモンの登場人物を理解するうえでの資料の位置づけは、次のようになっている。
本編(ゲーム)と公式攻略本
≧ポケモンジェネレーションズ及びポケモンEVOLUTIONS
≧増田さん(ゲームフリーク=開発元)の発言
>アニポケ
>ポケモン マスターズ
≧ポケットモンスターSPECIAL
>…
非常に重要なのは、①公式やゲームフリークが公的に関与する本編・攻略本②公式Youtubeチャンネルからの動画③任天堂やゲームフリークの制作者からの私的寄りの発言、である。
それ以外は原作から不当なまでにかけ離れた設定を付与されたり、過剰にデフォルメされることがあるため、あくまで参考程度にしかならない。ハルカやヒカリ、セレナのように、本編を尊重しつつもアニメによって個性を強く色づけることに成功した場合はキャラクター像として認められるが、ベルみたいに破天荒な巨人として描かれて明らかに本編の設定を逸脱している場合もある。だから、基本的には①②③こそがキャラ解像作業における決め手の資料となる。
一角の登場人物については公式から何かしらの示唆や仄めかしがあるものだが、リーフちゃんについては①②③の資料がない。逆に考えれば、リーフちゃんの人間性については、プレイヤーがいくらでも自由に想像(妄想)を作り上げることを許されており、それこそが他のヒロインにない魅力であると言えるかもしれない。僕がどう思っているか?それはちょっと恥ずかしく言えないぜ……
ごみまさのイチ推しヒロイン コトネちゃん
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リーフちゃんほどではないが、コトネちゃんも公式からは詳細が明らかにされていない。本編から確定できているのは、「マリルから雑巾みたいな臭いがするの」という強力なインパクトを誇る1つのセリフだけである。
なお、ラジオ塔にてライバルのシルバーから強引に服を脱がされる「ラジオ塔脱衣事件」が有名でファンアートもあるが、あれはヒビキでプレイしてもイベントが発生するので、コトネちゃんの個人史に組み込むべきではない。シルバーが実はコトネちゃんに恋心を抱いていて、行き過ぎたいたずらの結果としてあのような蛮行に及んだのではないということは、彼の名誉のために付言しておく。両刀とか言った人は最寄りの署まで。
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うへへ.…じゃねえや。えーっと、そうですね、ここからは完全に僕の想像(妄想)上のコトネちゃんの話をする。異論は認める。
僕は世界屈指の人見知りクソ陰キャなので、人と仲良くなるまでに時間がかかる。どれくらいかかるかというと、同じクラスになった女の子と目を合わせて会話ができるまでに、最低半年以上かかる。それ以前に何か用があって僕から話しかけても、目線を逸らしてその場から逃げるように去っていく。これに関しては冗談やネタや僕の勘違いや悲観主義がもたらす被害妄想の類ではなくて、マジの本気のリアルのガチである。このやりとりを学年が変わった数だけ経験してきた。なのに半年以上経つと、廊下ですれ違っても「あ、ごみまさ~!」と手を振ってくれるようになるから、ああもうわけがわからん。あれだけ嫌そうな表情をされたから気を遣って話しかけないよにしていた僕の努力は何だったんだよくそっそんなに根暗なオタクに見えたかああそうだよおれはクソ陰キャだよぉ。
何度でも話を戻すと、コトネちゃんはポケモンのヒロインの中でも、トップクラスに存在感が薄いと思う。セレナやヒカリがアニポケでも優遇されている一方で、リーフ・コトネ・ミヅキに関する資料は乏しい。セレナをスクールカーストの1軍とするなら、コトネちゃんはたぶん3軍くらいになるのではないだろうか。
でもたぶんだけど、コトネちゃんはたくさんお話をして仲良くなると、実はよく笑う面白い女の子なのではないかと思う。人当たりは良いんだけど、いきなりぐっと距離を詰めるのは得意ではなくて、1歩ずつ歩み寄っていくことで、じわじわと人柄や魅力が滲み出てくるタイプだ。あまり目立つ女の子ではないけど、仲良くなると実はすごく良い子だった、みたいな想像をしている。何を言おうとコトネちゃんは、泥に落ちて雑巾みたいな臭いがするマリルをちゃんと綺麗に洗ってあげるような優しい子なのだ。ロリコンとか言ったやつは出て来い。
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書きすぎて終わらなかった
まだまだ語りたいキャラはいっぱいいるけど、集中力が足りないのと、リーフとコトネに字数を割いてしまったので、改めて稿を起こすことにする。ムゲンダイナのシリアルコードも受け取りにいかないといけない。
あ、主人公の選択についてご意見お待ちしてます。
追記
ムゲンダイナのコードを受け取りに行ったのだけど、店員さんに話しかけるだけでとんでもないカロリーを消費してしまって、近くのベンチに座り込んで動けなくなってしまった。人間と話すのほんとうに無理だ…