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人をダメにするソファみたいな人と結婚した


「私もうすぐ結婚するんですけど、実は相手と一度破局しているんです。」

「貴方たち何回別れようがまたくっつくので結婚するのがいいと思います。」

「はあ、なるほど……?」


去年の夏に聞いた占い師の言葉である。

本日はいい夫婦の日というので、振り返りをしてみようの巻。


そもそもなんで結婚したのかと聞かれたらいつも「もう恋愛したくなかったから」と答えてる。
大抵の人が首を傾げるのだけど、親友は激しく共感してくれた。さすが類友。

これには彼氏(現旦那)以外ともう恋愛したくないという意味も含むけれども、彼との恋愛をやめたいという意味もあった。
別れたい?いやそうじゃない。でも"恋人"をやめにしたい。お分かりいただけるだろうか……。

付き合うとか別れるとか、次いつ会うとか、いつまで続くだろうとか、どこから浮気だとか、そういう人によって違う曖昧な部分が面倒くさくてやめたかった。
「泣いても笑っても私たちは法的に繋がってんだ!」になりたかった(伝われ)

あとは彼と破局している間の数年間、人生はドブ色で。人間関係は上手くいかないわ鬱になるわで散々だったのに、再会してから好転してて日々驚いてる。
やはり彼は私の人生のキャストとして必要不可欠なのでは!?と単純思考を張り巡らして気づいたらゴールインしてた。
そんなんでいいのか私の人生。


変わったことといえば、苗字くらいなんだよな。あとは「ただいま」と「おかえり」を毎日言い合えるくらい。

朝目覚めたら隣にいる、家に帰ったら居てくれる、絶対に味方でいてくれる。この先もずっと。確実に恋人時代にはなかったものだと思ってる。

普段占いとかそういう類いを100パーセント信じるタイプの人間ではないとはいえ、毎日過ごしてたら「何回別れてもまたくっつく」は信憑性をどんどん増しているような。刺激的な要素はないけど、温かくて安心感がすごい。
きっと何回離れたってここに戻ってきてしまうだろう。

あれだ、人をダメにするソファみたいな感じ。
彼は人をダメにするソファです。
He is hito wo dame ni suru sofa.

最近旦那を魔法少女にしたり、ソファにしたりして申し訳ない。

真面目な話に戻すけど、「感謝」と「尊敬」をすごくするようになった気がしてる。
親元を離れて2人で協力して生活するようになって、お互いのちょっとした気遣いが大きな助けになってる。
し、職種が全然違うくて理解出来ないからこそ、出来る相手を尊敬する。

これを続けられるかどうかが年老いても円満かどうかに影響してくるんだなってしみじみ思う。

結婚する相手もタイミングも正解だったかどうかなんて一生分からないけど、自分で正解にしていく力も大事だなと感じた2024年だった。



結婚してくれてありがとう。
愛してるよ。

絶対言わないけど。

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