心療内科のセカンドオピニオン
お読みいただき、ありがとうございます。
小学校教員5年目になる、27歳です。
R6.3に退職することになりました。
現在は、療養休暇中です。
退職に至るまでの経緯や感じていることを思いのままに書いています。
前回からの続きの内容となりますので、良ければこちらもお読み下さい。
セカンドオピニオンに至った経緯
校長先生に退職の旨を伝えた際、
「紹介する心療内科にいって、セカンドオピニオンを受けてほしい」
と言われました。
というのも、校長先生は私が最初にお世話になっていた心療内科の対応に疑問を感じていたようです。
私自身は初めて行く心療内科だったので、「こんなもんなんだろうなぁ~」くらいにしか思っていなかったのですが、カウンセリングの資格をお持ちの校長先生からすると、どうもあまり良い対応ではなかったようで…。
(心療内科へ通院している内容は、その都度メールで校長先生に報告していました。)
校長先生の願いとしては、私が心身ともに回復することだけではなく、今後どうしたらよいかについて考えたり、具体的なプログラムを提案してくれたりすることを、心療内科に望んでいたようです。
実際に紹介していただいた心療内科は他県にあり、実家から車で片道2時間30分の距離にあるところでしたが、療休中で時間はいくらでもあったので、行ってみることにしました。
こんな人達になれたらなぁ…
校長先生に紹介していただいたところ(A診療所)は、内科の診察もしていて、心療内科の診察は週2回のみでした。
14時半くらいから受付できると聞き、少し早めに向かったのですが、到着してみるとびっくり…。すでに20人以上が並んで待っています。
かなり人気のあるドクターのようでした。
まだ診察の前ではありましたが、何となくこの診察が良いきっかけになりそうな予感がしながら、2時間ほど待ちました。
診察の前、ドクターとは別の方(専門知識が無くてすみません…。)とお話をさせていただきました。
いきなりの受診だったのにもかかわらず、とても丁寧に話をして下さいました。とくに印象的だったのは、③と④についてです。
最初に受診した心療内科では、
「適応障害の診断で、しばらくお休みとりましょうか~」
くらいの感じだったのですが、
A診療所では、
「適応障害ってどんなものなのか」「どうしてなってしまうのか」
「どうしたら良くなるのか」「今後、どうしていくと良いのか」
等々、スライドを使いながら具体的に時間をかけて話をしてくれました。
この時点でだいぶ、
「遠いところまで来て良かったなぁ!」
と感じていたのですが、この後にアンケートのようなものを記入して分析していただき、私自身の特徴や改善していった方が良い点を教えていただきました。
アンケート実施後、いよいよドクターの診察となりました。
またこのドクターも、とても良い人でして…(笑)
上手に話を聞いて下さるのはもちろん、私に向けた言葉もとても暖かいもので、なんだか泣きそうになったのを覚えています、
診察を終えてA診療所を出る頃には、すっかり日も落ちて19時をまわっていました。
受付でお金を払ってお礼をいうと、
「ここから○○(私の実家)までお帰りになるんですか?」
と、受付の女性が声をかけてくれました。
その後も、たわいもない会話を少しさせていただいて、なんだかまた泣きそうになりました(笑)
ドクターはもちろんですが、こんなに患者さんのことを思って働いたり、温かい雰囲気を病院全体でつくったりしている人達って、本当にすごいなぁと思ったのと同時に、
「自分もこんな仕事ができたらなぁ~」
なんてことを思いながら車で帰りました。
まぁ、医学部に入る頭もないですし、そもそも血が苦手でドラマの手術シーンも見られないくらいなので、私には無理な話なのですが…(笑)
「5%」じゃなくて、「75%」
今回のA診療所での診察は、主に以下の内容でした。
① 自分の「適応障害」について理解すること
私がどういう理由で適応障害になったのかや、適応障害というものについての説明を受けて、自分の「適応障害」についての理解を深めました。
紙ベースの資料だけでなく、スライドを使いながら、とても丁寧に説明していただきました。
② 自分のストレスのたまりやすさについて
診察前にかなりの質問数があるアンケート(問診票…?)に答えて、それを元に「私自身がどれくらいストレスをためやすい性格なのか」というものを、数値化していただきました。
大前提として、生きていく中で全くストレスがない人はいないとのことでした。どんな人でも日々ストレスを感じる場面が少なからずあるそうなのですが、問題は、
100あるストレスのうち、どれだけのストレスを自分で感じるか。
ストレスの入るコップの大きさは一人ひとり異なり、その大きさは誰も分からない。
ということみたいです。
一般的に、成人している人は生活の中で感じるストレスが100あると仮定すると、心の中にある「ストレスのコップ」に入ってくるストレスは「5」程だそうです。
つまり、ストレス全体で実際に受け止めている(受け止めてしまう)のは5%ほどのようです。
ところが、私の場合はどういうわけか、75%も受け止めてしまうようなのです(笑)
ついつい、ドクターと一緒に笑ってしまいました。
③ 今後のプログラムについて
基本的に、ストレスの受け止め方は、生まれ持ったものではなく、育ってきた環境等による「性格」で決まるそうです。
私のようにストレスの受け止め方が下手な人も、少しずつ性格を変えていくことで、ストレスと上手に付き合えることができるということでした。
私の性格を分析していただき、日頃の生活の中で気をつけた方が良い考え方や場面を教えていただき、実践することになりました。
本来であれば具体的に書きたいのですが、ちょっと情報量が多すぎるので割愛させていただきます…。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、A診療所の診察内容を両親に伝えた際の一波乱について…(笑)
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