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【作家紹介】ハシモトヒロコ by EDIT/SANUKI #00

2023年1月26日〜2月26日に香川県高松市で開催される「EDIT/SANUKI #00」。4名の作家たちによるグループ展となります。今回は第三週に公開制作を担当するハシモトヒロコさんをご紹介します。

プロフィール

ハシモトヒロコ

1978年愛媛県生まれ。香川県丸亀市在住。水彩画家。幼少期から絵を描くことが好きで、高校・大学も美術系の学校に進学。WEBデザイナーとして勤務しながらも、年々絵を描いて生きていきたいという思いが強くなり、一念発起して仕事を辞めて2020年から絵を描くことに専念している。水彩が持つ透明感や滲みに魅力を感じ、色と色が干渉することで、乾いた後思いもよらない色の輪郭が現れるのが水彩画の面白いところだと感じている。

経歴

ーこれまでの経歴について教えてください。絵を描くことになったきっかけはありましたか?

最初は絵が描けなくて、苦痛だったんです。でも、保育園の先生が描き方を教えてくれて、自信がつき、絵が好きになりました。家に帰ったらお絵かき帳に描いたり、漫画の絵を模写したりしていたのを覚えています。

高校・短大とデザイン・芸術系の学校に進学し、油絵を描いていましたが、就職したい気持ちが強く、卒業後は関西のゲーム制作会社に就職しました。ドット絵やWeb制作を担当しつつ、子育てにも励んでいました。

その後、家族で香川県に移住することになり、香川県のインテリア会社に就職して、ここでもweb制作を担当することになりました。ここで、撮影やスタイリングなどを学び、アートに関わる機会も増えていったんです。

特に、画家山口一郎さんが生み出す力強い作品に触発され、「私も絵を描いて生きていきたい。アーティストとしてやっていきたい!」という思いが強くなり、2020年からは作品制作に絞って活動しています。

現在は受注の依頼を受けたり、丸亀市のマルタスでの展示、ネットでの販売を中心に活動しています。

作風

過去の作品

ー作風について教えてください。石が積み重なっているシリーズが印象的です。

「ロックバランシング」シリーズです。古くから世界各国で楽しまれているバランスアートなのですが、私はTVで初めて見て、その技術に魅了されてしまったんです。計算されているわけではないのに立ってる姿がかっこいいと思い、これを絵にしたいと思いました。

石は、いろんな形があり、いろんな色があります。当初から水彩の透明感や発色の良さ、滲み具合を表現したいと思っていたので、「石」がぴったりハマりました。

現在はカラーインクと透明水彩を使っています。水彩は、塗った時と乾いた時で全く雰囲気が異なり、「乾いてみないとわからない」という、偶然性があるのが面白いと思っています。陶芸に似てますね、乾いたらどうなるのかいつもワクワクします。

ー今回展示販売する作品について教えてください。

今回CENTERで展示することが決まって、「蛍光色を入れたい」と考えました。蛍光色の丸と直線を入れてアクセントにしています。直線は石が放つ光をイメージしています。

これまでの作品は、茶色や濃いめの重めの色が多かったのですが、今回は可愛らしいイメージにしようと思い、全体的に淡い色を使いました。これから春が来ますし、明るいイメージを持たせたいなと。

石を描いたロックバランシングシリーズですが、見る人によって解釈は自由でいいなと思っています。石ではないものに見えても面白いですね。

ぜひ近くで見て、滲み具合や、輪郭を見ていただきたいです。写真で見るのと違う印象を受けると思います。


ーありがとうございました。

展示会概要

ハシモトヒロコさんの公開制作は2023年2月10日から2月12日までの3日間です。
たくさんの方のご来場お待ちしております!


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