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【作家紹介】Carlos Toledo by EDIT/SANUKI #00
2023年1月26日〜2月26日に香川県高松市で開催される「EDIT/SANUKI #00」。4名の作家たちによるグループ展となります。今回は第四週に公開制作を担当するCarlos Toledoさんをご紹介します。
プロフィール
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Carlos Toledo
1969年スペイン コルドバ生まれ。香川県三豊市在住。抽象画家。コルドバとヘレスの美術学校で絵画の教育を受ける。加えて写真、ビデオ、デジタルデザイン、宝飾、陶芸等の分野も学ぶ。2020年に来日。展覧会への出展、広告や企業キャンペーンのイメージ作りなどの活動を行う。
※以下の記事は2022年に開催された三豊鶴酒蔵Art Restaurantでのインタビューを再編集したものです。
経歴
ーこれまでの経歴について教えてください。ご出身はスペインだそうですね。
スペインのコルドバ出身です。コルドバとヘレスの美術学校で絵画、写真、ビデオ、デジタルデザイン、宝飾、陶芸など様々な分野を学びました。
やがて、ワイン輸入の仕事でヨーロッパに出張で来ていた日本人の妻と知り合い、結婚しました。日本に来ることになり、香川県を訪れたところ、この土地の風土や自然をとても気に入ったため、2021年に引っ越して来ました。現在は海と山が近い三豊市の荘内半島の集落に住んでいます。
日本に来てからは、展覧会への出展、広告や企業キャンペーンのイメージ作りなどの活動を行っています。自分の作品を木のドアに印刷し、販売してもらう活動も始めました。料理も好きなので、スペイン料理の提供をすることもあります。
作風
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ー今回展示する作品について教えてください。
今回は、廃材となった木材で木箱を作り、和紙を貼ってキャンバスにしました。そこに、様々なテーマで抽象的な形を描いています。
メインとなるのは、Mar de Ohama(大浜の海)シリーズ。よく近くの海に潜って面白いものを探しているのですが、そこで見つけた生き物や海ごみなどを描いています。
Fragmentos(破片)シリーズは、実際に海で拾った海ごみたちをキャンバスに貼り付けています。
そのほか、Meta-morfosis(変態)、NáuFrago(漂流者)、Remolinos de Seto(瀬戸の渦潮)、Prisionero de una máquina(機械の奴隷)というタイトルで全8作品を展開しています。
全てを通じて、スペインの詩から影響を受けており、公開制作で在廊する際にはキャンバスの裏にこの詩の一節を書き綴ろうと思っています。
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ーありがとうございました。
展示会概要
Carlos Toledoさんの公開制作は2023年2月17日から2月19日までの3日間です。
たくさんの方のご来場お待ちしております!