
【夫婦のICL手術記録】病院選びで変わる体験の差
30代の夫婦(夫:会社員、妻:育休中の公務員)が、それぞれ別の病院で同時期にICL手術を受けた体験談をお伝えします。2つの病院での体験を比較しながら紹介します。ICLを検討されている方の参考になれば幸いです。
ICL手術を決意したきっかけ
夫婦共々以前からICLに興味を持っていましたが、手術のリスクや費用面で踏み切れずにいました。しかし、以下の出来事が決断のきっかけとなりました:
知人からICL手術の良い評価を聞いた
1歳の子どもがメガネに触れてくることへのストレス(本人はスキンシップのつもりだと思うが)
旅行時のコンタクトやメガネの持ち運びの煩わしさ
夫婦で相談した結果、思い切って手術を受けることにしました。私(夫)は会社帰りに通いやすい病院を、妻は自宅から通いやすい病院を選んだため、結果的に別々の病院での手術となりました。
術前検査から手術後検査までの流れ

ICLの術前検査について
一般的なICLの術前検査は以下の流れで行われます。私たち夫婦もおおよそ同じ流れでした。:
問診・視力検査(約15分)
現在の視力や目の状態の確認
既往歴や目の病気の有無の確認
角膜形状解析(約10分)
角膜の形状や厚みを測定
ICLのサイズ決定に重要
前眼部OCT検査(約10分)
前眼部の断層撮影
前房深度の測定
散瞳検査(約60分)
目薬で瞳孔を広げて検査
眼底や水晶体の詳細な検査
検査後数時間は見えづらい状態が続く
私(夫)の場合、この散瞳検査で思わぬ発見がありました。網膜剥離の初期段階が見つかり、急遽レーザー治療を受けることになったのです。治療時間は5~10分程度で、費用は3割負担で両目で約6万円でした(医療保険加入者であれば基本的に保険金が下ります)。健康診断やコンタクトレンズの処方では発見できない症状だったため、ICLの検査が視力を救ったと言っても過言ではありません。
手術前の準備の違い

手術当日~術後の経過
手術直後の違い
妻:黒目の上部が軽度発赤。1週間ほど異物感が持続
夫:発赤なし、異物感もほぼなし
共通する術後ケア
手術当日:1時間おきの点眼
翌日以降:1日3回の点眼(薬がなくなるまで)
お風呂:手術当日は禁止、翌日から首下のみ可能
グレア現象(光の周りにリングが見える)あり。ただし日常生活に支障なし
視力の変化
夫:術前0.1 → 術後1.5
妻:術前0.01 → 術後2.0
費用面での違い
夫:手術費用約58万円+検査費用約2,000円/回
妻:手術・術後検査込みで約60万円
※両院ともクレジットカード利用可
育児中の方へのアドバイス
手術後1週間ほどは、目に水を入れないように過ごす必要があります。このため、小さなお子さんがいて夫婦で手術する場合は、別々の日にやることをオススメします。
また、手術の時期選びも重要です:
花粉症の方:術後1週間は目をこすれないため、春を避けることを推奨
夏場:汗や顔の清潔保持が難しいため、避けることを推奨
ICLのメリットと2つの病院での経験を通じて
実際に感じたICLのメリット
コンタクトレンズのような装着・取り外しの手間がない
旅行時のメガネ・コンタクト持参が不要に
育児中のストレス軽減
予期せぬ眼科疾患の早期発見も可能
病院選びのポイント
通院のしやすさ
手術費用の内訳(検査費用込み・別)
術前・術後のケア方法の違い
待ち時間や混雑状況
同じICL手術でも、病院によって手順や術後管理に違いがあることが分かりました。この記事が、ICLを検討されている方々の参考になれば幸いです。