新型コロナウイルス感染対策としての免疫力アップ〜体を冷やさない
新型コロナウイルスが蔓延し、緊急事態宣言が出され、外出も控え、気分も沈みがち、夜もよく眠れない。きっと、こんな方々増えています。もちろん、ウイルスを体内に入れない対策は大事ですが、他に免疫力を上げるようにしましょう。今回は風邪対策と同様にウイルスに罹りにくくなったり、罹っても治すための免疫力を上げるお話です。
まず初めに風邪にかからないため最も重要なことは?
たぶん体を冷やさないことだと思います。ほとんどの医療者は経験的にこれを知ってます。人は体の中心部の体温を保つように調整する仕組みを持ってます。しかし中心から遠い手足は冷えやすいです。外では手袋、靴下を履きましょう。手足が冷えたと思ったら危険です。すぐに温めましょう。温かい飲み物を普段から摂るように、冷たい飲み物は避けましょう。暖かいお風呂に入りましょう。足湯も良いです。
体温低下防止が重要なのは、なぜでしょう?
ウイルスは、感染しても体温が高いと人の細胞内で増殖するスピードが鈍ります。特に感染して間もない頃の体温差は、後々にピーク時の体内ウイルス量の大きな差になります。このため、感染しても、症状がなく感染が治癒したり、軽症で済んだりします。
普段から体を冷やさない意識を持つことが、ウイルス感染を重症化させないために最も大事です。
他にも、朝起きて活動して、日中に活動量を上げましょう。できれば一日20分以上軽い運動をしましょう。そして夜はブルーライトから離れて質の高い睡眠の準備をして、早めに寝ましょう。PM10時ぐらいには寝て、AM0時に最大分泌となる成長ホルモンをしっかり分泌させましょう。睡眠中の成長ホルモンの分泌が、白血球機能を上げ、壊れた組織の回復を促します。
できれば一日15分以上、日光を浴びましょう。活性型ビタミンDが体内で合成され、免疫機能が上昇します。
食べ過ぎはやめて、特に砂糖の通り過ぎはいけません。お菓子はほどほどに!砂糖の入った飲料水もやめましょう。高血糖が白血球機能を低下させることが判っています。
うがいもできれば、常温の水かぬるま湯で行いましょう。喉を冷やさないで済みます。こまめな水分補給は喉のバリア機能低下を防ぎます。
沈んだ気持ちは免疫力も下げてしまいます。時々、趣味の時間や楽しみの時間を作りましょう。植物を育ててみる。料理や人のいない公園の散歩や動画を観ながらダンス、音楽を聴く、音楽に合わせて体操、ヨガや瞑想など気持ちをリフレッシュしましょう。
今は深刻な問題が多く、日々考えては調べて、そして対処することはもちろん必要で重要なことです。でも、その後は気持ちを切り替えて、家族みんなで、免疫力アップする行動を守りましょう。