○○と○○、あとはゴミ
「オペラ歌手にとって、一番必要なものはなんですか?」
20世紀最高のオペラ歌手と言われたマリア・カラスはこの問いに何と答えたか?
「修練と勇気、あとはゴミ」
あとはゴミって。
いやいやそこまで聞いてませんが・・とインタビュアーはほんのり思ったかもしれません。
この名言、声に出して言ってみるとよりパワーを感じます。
特に「あとはゴミ」の部分。
ホップステップジャンプのような歯切れがいいテンポ。
じぶんの人生や仕事で大事にしたいことを絞る。
それ以外は「ゴミ」と、あえてドキッとする表現でバッサリ切って捨てる潔さ。
ぼくの中で好きな名言です。
「選択の積み重ねが未来をつくる」って言われるじゃないですか。
人生は選択だよね、と。
この名言が教えてくれるのは、選ぶことと同時に目を向けたいのは、あなたは何を捨てるのかということ。
「選ぶこと」と「捨てること」はつねに同時に成立しています。
たとえば、お昼ごはんを「肉うどん」にしたということは、その他のカレーや天丼やハンバーグ定食などといった他の数多の可能性(選択肢)を捨てたということにもなるわけで。
覚悟というのは、その他の選択肢をバッサリ捨てる「あとはゴミ」と言い切る表現に宿るのかも、と感じるわけです。
「◯◯と◯◯、あとはゴミ」
仕事にフォーカスしたいとき、
思考の断捨離をしたいとき、
肚をくくりたいとき、
集中したいとき・・などなど。
ここぞという時には、ぼくらでも使えそうなパワー構文です。
「あとはゴミ」って言い切るにはなかなか勇気が要りますけど。
ちなみに、今この瞬間のぼくは、
「ビールとnote、あとはゴミ」でしょうか。
(家族の前では・・・絶対に言えません・・・)
昼間子どもと遊び疲れた今、冷えたビールがほどよく身も心も落ち着かせてくれます。
しかし、言っていることがしょぼすぎてマリア・カラスに怒られそうです。
しかし。
うん、めっちゃ「今」に集中できている^^
ここで、もうすぐハイボールに変わるけど・・とか野暮ったいことは言ってはいけません。
瞬間瞬間を言い切るのです。
もちろんシーンごとにこの中身は変わるでしょう。
それでいい。
要は今ここを生きる技術にすればいい。
今この瞬間を大切にできるだけで、人生は儲けものなのだから。
今のあなたなら、◯◯と◯◯に何を入れますか?
(もちろん、あとはゴミということで笑)
エイヤって、ことばを入れてみて。
頭の中がスッキリしますよ。
明日からもまた楽しみましょう。
それでは、また。
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