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ジャズ研を卒業する

今週末の土曜日に、6年間過ごしたジャズ研生活最後のライブ、"卒業ライブ"をさせてもらえることになった

卒業ライブとは、通常のライブとは違う、一人一人の学生生活の思いが1番こめられた大切なライブ

思い出の曲、思い出のメンバー、4年間、もしくは6年間のジャズ研生活の大きな区切りである

そもそもジャズのライブは、一般的に1人がリーダーとなってメンバー・曲(2セット分8曲程)を決める。
例えば私はサックスをやっていて、今回は卒業ライブとしてやりたい曲の方向性、また思い出の深いギター、ピアノ、ベース、ドラムの方を選んでお願いした。
メンバーの人数もなんだっていい。それこそベースとベースのデュオだってアリ。

そんな卒業ライブで話したい事をこの場を借りてまとめてみる


まずこの6年間、もうここまで来たか、と思うと同時に、かなり色々なことがあったし、やっぱり決してあっという間でなく、長い長い道のりだったと感じている

色々な人達と出会い、移りゆく

4年生の時は特にそれを感じた

同期が卒業してしまい、私もこの代と一緒に卒業ライブをしてジャズ研を卒業したい!と強く思っていた

元々自分の大学の部活の同期は少なく、勢力的な人が特に私だったのもあって、1人で頑張って色々他大のコミュニティに踏み込んでそれで生きていたわけだが、

その他大の同期、また自大学の同期(他の学部)も卒業してしまい、あと2年間、1人で頑張らねばならないという気持ちがより強くなった

(勿論5年生、6年生になってもずっと変わらず関わってくれるOBの先輩方がいたのは本当に心の救いだった、だがそれも少しずつメンバーが変化していったりするので、楽しい空間に永遠などないんだなあとか、寂しい気持ちは少なからず感じる日々ではあった)

当たり前だが、学生から学生じゃなくなる事は本当に大きな転機であり、6年間という学生生活は数々の人のそういった"卒業"を経験させた、何人見送ったか分からない程

冒頭でも書いたが、卒業ライブに対する気合は全員並々ならず、何年も熟成された思いが詰まっていたのを何回も何回も経験し、

ついに自分がその卒業する立場になれたということは、やっぱり嬉しい、よくここまでやってきたと、自分を褒めてあげたいという気持ちが大きい!不思議と寂しい気持ちは一切ない


また、元々理想の大学生活を思い描いていたわけではないが、自分の生活の半分以上をジャズ研で占めることになるなんて思いもよらなかった

悪い事もあるにはあった、何でこんな思いをしないとならんのやと悔やむことも多々あったが、

良かった事の方が大きかったのは事実だ。

他の部活の事は概要でしか知らないが、こんなにも他大学含めてみんなジャズ研!みんな友達!と思わせる部活は、私の大学ではジャズ研しかないと言えるほど、人と出会える機会が圧倒的に多い場所だった

(人の関わりが多いのは、ジャズのコンボという形態自体が、活動中心は皆で1つの音楽を作ることだけど、活動単位は個人にあるからだと思う。メンバーは固定化せず、セッションはその場限りの組み合わせとその場で決めた曲を即興でやるものだし、固定バンドを組んでいる以外はライブもメンバーが変わる。
自分の大学の人とも出来るし、他大学の人とも、また年代関係なく、はたまた国籍も影響しない。
誰とでも出来るから色んな人と知り合って、ライブでは自分のやりたい事を1番実現してくれるような人をメンバーとして選べたりする。)

自分の通う大学が総合大学でないのもあり、1学年の人数も少なく、そのメンバーで6年間過ごさねばならない かなり限られた世界に生きていた私にとってジャズ研の存在は生活の支えだったと思う


1年生の時、先輩から「1年生なんて全員がはじめましてなんだから、とにかく挨拶をしまくれ!年増やすと逆に中々出来なくなるぞ」との教えもあって、それを続けているうちにかなりの先輩、同期、後輩が出来た

おかげで他の大学のセッション・ライブに行きやすくなったり、ライブに出れる機会を頂いたり、一緒に飲んだり遊んだり、ジャズ研生活をする上で良い事ばかり!そこで良いアーティスト、曲とも巡り会えるし、自分の演奏についても聞けるし!上手な先輩の話も!

演奏に関しては、セッション・ライブの機会が増えることで練習するようにもなるし、どういう展開にもっていけばいいかとかに慣れるようになる

技術は追いつかなくとも、その人となりが分かると、その人のソロを聴くのがぐっと楽しくなる。いつも飲んでる人々の演奏を聴くのは大好きだから、きっとその面でも色々な知り合いを作ることはジャズ研にとっては良かった

まあ人と関わる機会が多いので、中高の時とはまた異なる人間関係のもつれも生じたり、嫌な気持ちになることはあったが、これはもう社会の縮図なのか……と思ったり😅

自分がやってきた「とにかく人と関わっていく姿勢」が1番優先すべきかどうかは分からない、(1番は演奏の練習だと思う)が、私はこれ中心の活動だったので、、、、これだけでも得るものは本〜当に、かなりかなり大きかったと思ってる

(ただそれも学生のサークル間だけに限られた話ではある、プロの方とはチキってしまって、そうもいかなかったが😅、私は活動を学生までで終えるつもりなのでそれはそれで良しとしたい)


人との関わりあってのジャズ研生活、関わってくれたすべての人には本当に感謝している

みんな面白い話をしてくれるので、こんなスタンスなのに聞き専に徹して過ごしていたし(笑)

私が提供できる話題は全然なかったけど、みんな仲良くしてくれて嬉しかったな〜〜〜


あと提供できるのは、自分の演奏にすべての思いを込めること

こめられるような選曲をした自信はあるし、

楽器の練習より、心の整理の方が重要かもしれないなあ、、、笑

それと思いを十分出し切れるように体力が心配ではあるけども、もう残すものなんてないし、全部出し切りたい

きっと大丈夫、大丈夫と自分に言い続けながら土曜日まであと少し、頑張っていこう

これまでの人生で1番大事な区切りの日にするぞー!さよならぽんぽーーーーん!

(わたしの渾身のセトリなので良かったら是非✨)


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