#6 学生起業家に至るきっかけ_平賀良
はじめまして。東京工業大学物質理工学院 修士課程1年の平賀良と申します。
普段は、医療器具の一つであるカテーテルの生体適合性を向上させるための、次世代型金属の機械的性質を研究/開発している大学院生です。
しかし、2019年の11月に休学をして、GoMA(ゴーマ)株式会社(本拠地：東京都港区)を立ち上げました。
現在は、GoMA株式会社の代表取締役として、会社を経営している「学生起業家」です。
就活生と人事のマッチングアプリ「Matcher」で、人事側で登録したところ、就活生から数多くの依頼を受けたので、「学生起業家」としてのコンテンツは一定の需要があるのではないかと考え、今回noteにて就活生から多く受ける質問を中心に、記事にしてみました。
良かったら最後まで、読んでいただきフォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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▼要求定義書のまとめ
#5で 、起業に至るきっかけを作ってくれたエンジニアの話の中で、自動販売機におけるドメインモデルの構築について紹介しました。今回は、そのまとめをしていきたいと思います。
自動販売機における、項目の定義と機能条件をまとめると、以下のような要求定義書が完成します。
【要求定義】
-複数種類の飲み物を販売。
-内部の庫内温度を設定温度に維持。
-お金を投入すると飲み物の販売が可能。
-購入できる飲み物のLEDライトが光る。この際、購入できる飲み物のボタンを押すと商品が出てくる。
-使用可能な硬貨は10円、50円、100円、500円とする。
-使用可能な紙幣は1000円札とする。
-硬貨は何枚でも投入可能。
-現在投入されている金額が表示される。
-おつりがある場合には、返却レバーで返金される。
-商品が売り切れた場合には、売り切れLEDを表示。
-売り切れの場合、お金を入れても購入ボタンは無効とする。
これをもとにドメインモデルを構築し、ユースケース図の作成といった手順で、開発プロセスを進めていきます。
初期のIT系スタートアップで自社開発を試みる段階では、開発できるエンジニアよりも、事業モデルの上流概念を理解して、システムにどうやって落とし込むかの設計ができる人材の方が価値が高いと思います。
まだ、事業モデルが確立しておらず、エンジニアに対して正確な指示を出せない段階では、技術者も技術的な視点だけでのコミットではなく、事業モデルをマーケットインさせるための方法論から一緒に構築してくれる人材の方が、即戦力になります。
マーケットがあり、サービスを提供するためのシステムを構築する必要があるとなった場合には、ICONIX開発プロセスに基づいて、設計図の作成までを行い、実装(プログラミング)に関しては外部にアウトソーシングでも全く問題ありません。
それは、正確な指示書(設計図)があるので、誰が実装しても同じものが完成するからです。それよりも、スタートアップの事業をシステム化するための設計までができる人材の方が、優秀だという事が理解できてきたと思います。
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▼「パワポカラオケ」との出会い
自動販売機を例として、ICONIX開発プロセスの手順を一つずつ紹介することも考えたのですが、それはまた別の機会にするとして、エンジニアと出会ってから起業するまでの話に一旦戻りたいと思います。
こういった「システムのアーキテクチャができる人材を大切にしよう」ということを勉強させていただく中で、エンジニアにあるイベントに誘われました。
それが、「パワポカラオケ」というコンテンツを使ったイベントでした。
パワポカラオケとは、簡単にいうと”即興プレゼン”であり、ランダムに出題されるお題をもとに、ランダムに選択されるスライドを参考にしてプレゼンをするという、ゲームです。
以下の、Youtubeの動画を参考にしていただいた方が分かりやいかもしれません。
これを使ったイベントに招待された事をきっかけに、人脈の幅が広がったと思います。結果的には、起業へもつながるイベントでした。
次回はパワポカラオケの続きから、記事にしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます。また、次回もお楽しみに！
【facebook】
https://www.facebook.com/ryo.hiraga.967
申請後、メッセージお願いします🤲
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【会社概要】
会社名:GoMA株式会社
称号:東京工業大学発ベンチャー(授与番号110号)
設立日:2019/12/9
代表取締役:平賀良
所在地:東京工業大学田町キャンパス
東京都港区芝浦3-3-6
キャンパスイノベーションセンター5階
資本金:300万円
事業内容:
▼ソフトウェアの企画・開発業務
LINEとウェブの連携したシステムの開発。
各種ウェブサービスの開発。
各種センサーを利用するアプリケーションの開発。
各種Windowsアプリケーションの開発。
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