公認会計士のIPO支援業務(課題調査編)☞体験談
こんにちは。ゴルファー会計士です。
今回は、私がシニアスタッフ時代に経験したIPO支援業務の体験談を紹介します。
会計士人生10年以上ですが、IPO支援業務が1番楽しくやりがいを感じる業務でした。
そんなIPO支援業務の体験談、何が楽しかったのか、どんなスキルが身に付いたのか、について紹介します。
IPO支援とは、上場を目指している会社に対して、上場に向けての組織体制の構築支援をする業務です。
上場するには、決算を自社で適切なスケジュールで組む、内部統制を構築する、組織体制を構築する等、いくつものハードルがあります。
自社だけで、構築していくことはかなり困難なので、監査法人がコンサルとして入ることがあります。
私の場合、シニアスタッフの時に、たまたまIPO支援業務のクライアントができて、アサインされました。
まず、行う業務が「課題調査」です。
この課題調査というのは、会社の現状の課題を洗い出し、改善提案する業務です。
例えば、内部統制の問題点、決算処理の問題点、組織体制の問題点などなどです。当然、上場している会社じゃないので、管理体制は上場に耐えられるものとは程遠い会社がほとんどです。
課題を網羅的に洗い出し、どのように改善するのかを提示する、というのは、かなり大変です。1週間程度のヒアリングで課題の抽出をする必要があるし、全く知らない会社の調査ということで、それなりのスキルが必要となる業務です。
私自身、当時、課題調査の経験がなかったので、ほどよい緊張感で業務に臨むことになりました。
目次
■準備編
■課題調査ヒアリング
■レポート作成
■報告会
■身に付いたスキル
■まとめ
ここから先は
3,327字
¥ 300
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?