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公認会計士1年目の教科書ー会計基準に詳しくなる編(監査法人マネージャー目線)

こんにちは。ゴルファー会計士です。

前回の記事、公認会計士1年目の教科書の「大局的視点」で、会計士に必要なスキルを紹介しました。

今回は、その個別論点の「会計基準に詳しくなる編」を解説します。


公認会計士1年目の教科書ー対局的視点編で、なぜ、会計基準に詳しくなる必要があるのかを、以下のように説明しています。


一番、優先順位が高いです。
会計基準が詳しくない=会計士にあらず
逆に会計基準に詳しいと、スタッフでも、高い評価を得ます。
会計基準に強いか強くないかは、年次は関係ないです。
1年目から差別化することができます。上位者でも基準に詳しくない人はいます。
あいつは、基準に詳しいから分からないことは、あいつに聞けばいいと思ってもらえたら、最強です。
評価されれば、仕事もやりやすくなります。
会社の方も、直接質問をしてくれます。感謝されます。嬉しいです。
つまり、会計基準は詳しいことに越したことはないです。


つまり、会計基準に詳しい➡これ自体が1会計士の強みになります。

そうなれば、クライアントからも評価されます。

監査法人内でも評価されます。

私自身、1年目から基準をめちゃめちゃ勉強して、クライアントからかなり評価してもらいました☺


では、どうやって、会計基準に詳しくなるのかを解説していきます。

監査法人で10年以上勤務している私(マネージャー)が実践してきた方法です。

勉強編と実務編の2つに分けて解説します。


■勉強編

①監査六法で調べる癖をつける
②新日本監査法人のHPを見る
③週刊経営税務を読む
④旬刊経理情報を読む

会計基準の勉強方法は、この4つ。

これをこまめにコツコツ継続すれば、間違いなく、会計基準に詳しくなります。


①監査六法で調べる癖をつける

これが一番大切。

分からないことがあれば、すぐに監査六法で調べる。

この癖をつける。

監査六法で調べる癖をつけることで、どんどん基準に詳しくなります。

調べながら、自分の頭で考えるので、なぜそのような基準になっているのかを理解します。結果、記憶にも定着しやすくなります。

最初は、分厚い監査六法に抵抗感があるかもしれないですが、めんどくさがらずに、調べることで、実力が上がります。


②新日本監査法人のHPを見る

新日本監査法人のHPの会計基準の解説が、分かりやすいので、おすすめ。

何か分からないことがあれば、まずは、新日本監査法人のHPで調べて、監査六法を読む。この流れが一番、効率的です。


会計基準毎に、解説されていて、かつ、分かりやすいです。


また、新会計基準の解説や、開示の留意点、新年度期末決算の留意点など、特集も組まれていて、とても参考になります。


③週刊経営財務を読む

これは、毎週発行されていて、会計基準の解説等が載っています。

トピックな会計基準の解説や、開発中の会計基準の動向などを知れます。

新しい会計基準の情報をいち早くピックアップできるメリットがあります。


監査法人勤務の方でしたら、多くは、会社で購入していて誰でも読めるはずです。


私は、個人的に購入しています。かなりの金額になりますが、それだけの価値があります。


④旬刊経理情報を読む

こちらも週刊経営財務と同じようなイメージです。

10日毎に発行されています。

こちらは、とにかく読みやすい。

特集も組まれている。

私は、週刊経営財務をベースに毎週読んで、こちらは、事務所に置いてあるのを定期的に読んでいます。

必要な情報はコピーして、勉強しています。


■実践編

ここまで、会計基準に詳しくなるための勉強方法を解説しました。

次は、監査の実際の現場での実践編を解説します。


ここからは、有料にしています。

勉強プラス、あとは実践の場。これで会計基準に詳しくなります。

実践の場での経験の積み方について、以下解説していきます。


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