生きるって、なに?とイベント
今日はたかのてるこちゃんのことを書こうと思います。
『ガンジス河でバタフライ』著者で、〈地球の広報・旅人・エッセイスト〉のたかのてるこちゃん・・・
てるこって!漫才師か!タイトルの上の写真は2011年の夏・ローマにて。
今年の初夏にここで会えたのですが、
もともとの彼女との出会いは二十数年前にのぼります・・・
私が吉本先生の事務所に勤めるために大阪から東京へ越してきた時に、
同じ関西の出身だから合うんじゃないのかな?と紹介して下さったのでした。
準ミス日本大らしいと前情報を聞いていたのにどんな美女が来るのかと思いきや・・・
めちゃくちゃ男前で開けっぴろげなロン毛ガールが現れたのでした。
今をときめく宮藤官九郎さんと同級生で友達で、彼の初監督&初脚本作品に主演したというラッキーあげまん(いや、語弊があるか・・・)ガール!!!
その頃、彼女は長年天下の東映で働いていたのですが、編集や会議などで終電を逃してしまったりした時に彼女よりは都心に住んでいた私のところに良く泊まりに来ていました。
しかも
「同僚(もしくは先輩)も帰られへんようになって一緒の布団で寝るから泊まらしてもろてもええ〜〜?」
部屋も汚かったし、スッピンだし、なんせ眠い時間だったのでしぶしぶ受け入れると、「あんた、飲まれへんから、腐らへんもんにしたで!」と、トイレットペーパーを手土産に一緒に連れてきたのが、バリバリの東映マン達・・・やっぱり男なんや!
ええ、一人や二人ではありませんでした・・・(笑)
布団はあいにく一組しか余分がなかったので、
一緒に寝てもらって独り身に身にしみたわ〜〜(苦笑)
彼女自身がこのプロフィールページには色々苦しかった半生を書いていますが、
まだ二十代前半辺りからすでに「たかの節」は確立されていて、
「好きなったもん勝ちや!」
「あんた自身が太陽になったらええねん!」
「どんなに幸せそうに見える人でも、
みんな傷を持って生きてるのを忘れたらあかん」
今この年齢になってようやく「ほんっまにそれ真実よな!」と心からうなずけるものの
その頃、いじけ虫の権化だった私には「それはあんたやから言えるんやで・・・!」
とプリプリしながら返しておりました。おぉ、もったいない(苦笑)
実際には彼女もい〜っぱい悩んでいたというのに、もう名前のてるこ、そのものでキッラキラに輝いて見えましたから。
その彼女が長年旅をし、仕事をし、命を燃やしながら人と向き合って築きあげた
彼女自身の「気づき」が濃縮されて今年5月に出版されたのが
「生きるって、なに?」
定価が500円と今の時代ではなかなか実現し得ない金額で提供するために、自費出版で提供することに・・・
その後愛ある繋がりが身を結んで全国の書店でも購入できる本となったのですが、この経緯を完全にまとめてくれている記事があるのでこちらへどうぞ・・・
この本が出来上がるまでに何度か原稿を見せてもらったのですが、
最初はその温度の高さに驚きました。
あぢぃ!!!って。
彼女の周りの信頼できるお友達や生徒さんに意見を聞きながら、試行錯誤しつつ
本になるまで彼女は命を吹き込み続けました。ジャーン!
出来上がった本の文章ももっちろんあぢぃのですが、
彼女が度を続けてきた中で最高の一瞬を切り取った写真と
巧妙な色彩使いのお陰で全てがスッとグラウディングしたような心持ちになったのです。
こんなに短い本なのに読み度に心に触れてくる箇所が変化するんです。
この夏、出会った大好きな人たちに配り続けました。
この人だったら汲み取ってくれる・・・と感じた人にだけお渡ししました。
前にも書いたことだけど・・・
「人に迷惑をかけられることも
人に迷惑をかけることも 恐れない」ということ
これは、フィレンツェに住むモロッコ人達とのやり取りを書いていたりっちゃんのエッセイででも感銘を受けていたのですが、
親にも「人に迷惑だけはかけないように!」と言われてきた世代ど真ん中ですから、
実際に捻くれていじけてめいいっぱい迷惑をかけてきたということはさておき(笑)
とにかく人になるべく負担をかけないようにしようということに心を注いできた私としては
ほんまに、それでええんやーー!!!と
心から安堵したのですよ。
その文の下にちゃんとたかのからの注釈があって、
インドでの教えを例えもグッと来るけれど、
よくよく思い出してみれば、私が生まれた土地でもあの昭和時代は
近所同士で地域の子供みんなを育ててはった感覚があったな〜
あっちに頼んで、こっちに頼んでそしてうちも頼まれて、みたいな。
持ちつ持たれつの「人間らしい生活」があった。
あれって、迷惑じゃなかった。
出来る事をお互いにやっているという健やかな空気が流れていたな〜・・・。
いつから、そんなに「変な気を使う」ようになってしまったんだろう・・・
「気を使わずに愛を使う」ってプリミ恥部さんも言ってますけど!
(プリミ恥部さんと共に〜最近たかのと撮った写真がこれしかなかった!)
そういう愛を使う手助けになる本です。
まだ読んでいない方は、空間が広がってまた自分に戻ってくる体感を是非味わってみてください。
既に読んだ方は、再度手にとって今日こころに触れる言葉を受け取ってみてみてください…
たかのの思い出話はいっぱいありすぎて・・・
名言も迷言も珍行もシモネタもいっぱい(笑)
そんなたかのが、関西でい〜っぱいイベントをするようです。
今週末の24日の「てるこの部屋」は本人企画のもので、
ゲストはあの桂南光さん。
歌ったり参加者の方と触れ合ったりするらしい・・・。
本人からのメール抜粋★
11/24(土)18:00〜(@ロフトプラスワンWEST/なんば駅 徒歩9分)
〈たかのてるこトークライブ vol.5〉
てるこの部屋・秋の大宴会♪『生きるって、なに?』発売記念トークイベント
〜みっちり3時間! みんなで吞んで、笑って、パーッと楽しみましょう!
『生きるって、なに?』を書店で見つけ、絶賛してくれた桂南光さんが、ゲストで登場!
南光さんとの爆笑トーク、お楽しみに♪
詳細はこちら!
さらには、
★11/25(日)15:00〜(@隆祥館書店/地下鉄谷町6丁目駅すぐ)
たかのてるこトークライブ『生きるって、なに?』出版記念イベント
「AERA」現代の肖像で「ある街の本屋の奇跡」として紹介された本屋さんの、名物店長(美人!元シンクロの世界選手!)の二村知子さんと対談♪
詳細はこちら
との事で……イベント目白押し!
大阪、近辺の皆さま〜〜よろしくね(^^)
さらにさらに!九州の長崎でも!
★11/30(金)18:30〜(@長崎市 好文堂書店 / 路面電車「思案橋」電停より徒歩1分)
『生きるって、なに?』出版記念トークイベント
生きるって、なに? 自分らしく生きて、自分を好きになろう!
*イベント後、サイン&ハグ会あり♪ 世界の楽しい映像の上映もあります🎶
大阪のてるこの部屋も、長崎の書店でも次はいつ開催されるか未定とのことで、
てること乾杯&語り合いたい方はこの機会に是非!!!!
わたくし、ターデーと繋がっていることも是非伝えてくださ〜い^^
「奇人変人のふきだまり、ホテルターデー」と当時名付けてくれたのは
他でもない吉本センセイ・・・。
当時のたかののことも思い出しつつ・・・
またあの青春のホテル・ターデーについて書きだしてみようっと(笑)