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美味しいものを見つけることと良い映画を見つけることが好きです。

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最近の記事

私の腎移植体験記  5

〈術後の通院~現在〉 いよいよ退院です。 退院してもすぐには歩くのも大変でした。 たった3週間の入院なのですが、筋力が無くなってしまい、立ってるのがやっとの状態でした。 副反応も強く、夜も眠れない日々が続いていました。 そこから現在までの経緯です。 1.退院後1週間 (1)自立支援医療の受領証の間違い 退院してすぐに(実際には休日がありましたので、休日明けから)毎日通院が始まります。 しばらくは一人で立って歩くのが難しかったので、折り畳みの杖をネットで買い、それを使っ

    • 私の腎移植体験記  4

      〈入院及び腎移植手術〉 この話の核心です。 検査入院、手術、術後の入院治療、退院と続きます。 実際には手術の1週間前から入院して、手術を受け、その後2週間位で退院になります。 入院している期間は全部で3週間くらいでした。 ドナーの方は検査入院から退院まで4~5日くらいくらいです。 1.入院(1)入院前説明 病院で入院、手術についての説明があります。 なお、私はこれだけ長く糖尿病、高血圧、腎不全と戦っていますが、幸いに今まで一度も入院も、手術もしたことがなく、今回の入院と

      • 私の腎移植体験記  3

        〈手術前の手続き〉すでに人工透析を受けておられる方は身障者手帳もお持ちですし、この話は必要ないのかもしれませんが、私は食事療法により透析を受けないまま腎移植手術を受けることになりました。 そこでいろいろな手続きが手術前に必要となりました。 なぜならば、腎移植手術で一番問題となるのは、その手術費用です。 ドナーとシピエントで総額は500万円から600万円になります。健康保険があり、高額療養費制度を受けてもなかなかの金額になります。さらに、術後の免疫抑制剤も実額なら月額30~4

        • 私の腎移植体験記  2

          〈手術前検査について〉 手術の日程が決まると次々と検査を受けます。 人によってその検査の内容も少し違うところもあるかと思いますが、私の場合の話をします。検査は「ドナー」(提供する側)と「レシピエント」(受ける側)で違うところがあります。 病院の説明に従って以下に記しましたが、実際は私たちは予定まで1年近くありましたので、内容は前後しているものもあります。 1.ドナーの条件最初に誰でもドナーにはなれません。 その条件についてお話します。 第一に「健康である」こと。 第二に、

          私の腎移植体験記  1

          〈腎移植手術に至るまで〉 1.それまでの経緯 私は約1年前に腎移植の手術を受けました。 手術を受ける前、受けた後、いろいろな手続きがあり、初めてのことで分からないことだらけでした。 これから腎移植を考えられる方の参考になればと思い、私の腎移植手術の体験をお話しさせていただきます。 まず、初めに腎移植手術の決断に至るまでの話です。 それまでの私は腎不全と指摘されて15年、その前に糖尿病の治療が始まっていますので、そこからはすでに18年以上経過して、血管も内臓もボロボロの状

          私の腎移植体験記  1

          人工透析を遅らせるための食事療法   ーその効果

          〈はじめに〉効果と言っても、私自身の当時の検査結果を見る以外に方法はありません。 先日部屋を整理していましたら、当時(食事療法を始めた頃)の検査表が出て来ましたのでそれを元に簡単に経緯等をお話しします。昔のことで、幾分私の記憶も薄れていますがご容赦ください。 さて、前回までの復習をはじめにお話しします。 私は糖尿病性腎症で、前の主治医に「そろそろ透析の準備を」と勧められて、そのまま透析に行ったのでは余命が少ないことがわかり、当時「人工透析を遅らせる」ための食事療法を指導され

          人工透析を遅らせるための食事療法   ーその効果

          人工透析を遅らせる食事療法 実践編

          1.デンプン食への取組私にとって、デンプン食は前回お話ししました食事療法(「人工透析を遅らせる食事療法」)の最大の難問でした。1日の主食全てをデンプンにするというのは実践してみるとそう簡単ではありませんでした。 (1)主食をデンプンにする理由 まずデンプン食にしなければならない理由ですが。1日の総タンパク質を体重kg当たり0.5gとすると体重60kgなら30gが1日に摂取できるタンパク質の上限になります。さらに動物性タンパク質を最低限度以上(総タンパク質の60%以上)摂取

          人工透析を遅らせる食事療法 実践編

          人工透析を遅らせるための食事療法

          〈慢性腎不全で病院へ通わている方へ〉15年程ですが前ですが、私が慢性腎不全の治療を受け始めた時に言われたのは、「この病気には残念ながら治療法はありません。あとは食事に気をつけてやってください。悪化した場合には人工透析を受けていただきます」でした。 慢性腎不全の恐ろしい所は、そう言われても自覚症状が何もありませんから、人工透析はまだまだ先の事だろうと安心していることです。しかし、間違いなく症状は100%悪化して行きます。 そして、ある日突然「そろそろ透析の準備を」と言われます

          人工透析を遅らせるための食事療法