【ゴルフ】シミュレーションゴルフはトレーニング・モードで~スコア100切りの先へ#52~
橘です。ラウンドを成功させるためには、各番手ごとの飛距離を正確に把握することが大切です。しかしプロではない私たちがトラックマンに代表される計測器を使うことはほぼ無理。だからシミュレーションゴルフをうまく利用しませんか? という話です。
シミュレーションゴルフとは?
室内でコースでのラウンドを疑似的に体験できる器具、それがシミュレーションゴルフです。さまざまなメーカーがつくり、主として室内のゴルフ練習場で体験できます。登録されているコースは世界的に有名なものが多いですが、一方、私はそういう機能は使いません。トレーニング・モードという機能を利用しています。なぜ?
トレーニング・モードで計測代わり
トレーニングモードはラウンドではなく、同じ場所から打ち続けるもの。平坦な箇所や山岳などいろんな場所が選択できるようですが、私の選択は平坦な場所。要するにティーイングエリアからフェアウェイに打ち続けることになります。
この設定で利用しているクラブを順番に5回ずつ打ちます。すると飛距離、打出角度、ヘッドスピード、ボールスピード(初速)、バックスピン量、サイドスピン(フックかスライスか)が計測できます。はい、クラブごとの飛距離が把握できるのですね。もちろん飛び出す方向も可視化されるので、ひっかけてるな、つかまっていないな、ボールが上がっていないな、上がりすぎだなっていうことが分かるわけです。これはコースではなかなか把握できませんし、貴重な情報となります。
年に数回、定期的に計測を
私は現在、約3年ぶりの大幅なセッティングの変更を進めているところです。クラブ購入時はショップの計測器でいろいろ測れますが、購入後は無理。なので、購入したクラブでのラウンド前に、買ったクラブを打った際にどのような傾向が現れるか、シミュレーターで確認しています。写真はSEGA製。BGMとかチープでうっとうしいのですが、それでも基本的な機能は十分。実際にコースで起こる現象と同じような現象が、ある程度ちゃんと確認できます。ただしスピン量についてはかなり怪しいので見ません。
セッティング変更のきっかけのひとつは、ドライバーが上がりすぎること。実際のラウンドで先輩から「ボールが高く上がりすぎている」とたびたび指摘されていました。で、実際にどうなのか計測してみたら、なんと驚きの打ち出し角17~19度。バックスピンはどこで計測しても大体1800~2500回転ぐらいだったので、ヘッドスピードが38m/sだとしても、理想値は14度。この角度なら、接地してからランがある程度でるのですが、打ち出し角度が17度ではほぼランがでません。これが飛距離の差として大きな違いになります。もとより最高にキャリーして200Yしかないので、ランが10Y未満だと、トータルの飛距離が210Y。これではなかなか戦えません。
これはまぁ、私の課題でしかないのですが、アナタも持てる14本のクラブの飛距離を測れば、課題を見つけるができると思います。たとえばボールスピード÷ヘッドスピード=ミート率。物理的に最高とされるのが、1.5です。これを計算してみてください。1.4前後程度は確保できているとは思いますが、もし1.4未満の場合は、クラブがうまくボールに対して力を与えれれていません。クラブの中心でボールをとらえていないのですね。
いかがですか? シミュレーションゴルフのトレーニングモードの魅力、伝わりましたでしょうか? 自分のゴルフを見直すツールとして、ぜひ活用してみてくださいね。
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橘ダイスケのマガジン一覧
一度100切りを達成しても、毎回100切りとはいなかいアナタのために、クラブセッティングや練習方法、マナー的なことからコース・マネジメントまで、さまざまな角度からご紹介している橘のメイン・マガジンです。
スコア80台達成となるとちょっとした工夫が必要になってきます。ただし技術的に90台で回れているのであれば、ほぼコース・マネジメントで80台は可能と思っています。上記マガジンを卒業された方はこちらをご覧ください。
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