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【ゴルフ】パターは最新が最高とは限らないよね、2022年冬

橘です。元旦からパターの話。2021年はショットが回復傾向があるものの、パッティングがどうもうまくいかない一年でした。2022年こそシングルハンティへ突入するため、またもやパターを交換します。しかし最新ではありません。1977年生まれ、45年前のパターです。なぜって?

グリーンがどんどん早くなってる?

下りのパッティング

2021年、我がホームコース「リバーサイドフェニックスゴルフクラブ」のメンテナンス係の皆様の活躍もあり、グリーンは例年になく良い仕上がりでした。2018年の台風の影響で一時は混乱しましたが、例年は7~10月がメイングリーンであるコーライ、それ以外の時期はベントグリーンでの営業です。本来デザイン上でメイングリーンに相当するのはコーライグリーンなんですが、世間一般的にはやっぱりベントが好まれるんでしょうね。10月でもコーライで営業しているのは、クラブ選手権が開催される影響なんでしょう。4大競技の最高峰ですから、せめてデザイン上でのメイングリーンでやるべきですよね。

2020年の春あたりから予約が取りにくくなってきました。コロナ禍でゴルフが安全な屋外スポーツとして認知されているだけではありません。荒川調整池の新設工事の影響で、我がホームコース周辺のゴルフ場は、縮小営業したりクローズしたり。なので、近隣のコースの方は、我がホームコースへ移籍しているみたい。

そんな影響で、我がホームコースはいつも満タン入っています。となるとどうなるか。一日で200人以上の人がグリーンの上でうろうろします。当然、グリーンは踏み固められて硬くなる。冬は乾燥もあいまって、完全なる高速グリーンです。

だからタッチがぜんぜん合わない!

長年遅いグリーンでプレイしてきた影響か、私のパッティングの持ち味はラインどり薄めのタッチ強めでした。それでも合っていたし、調子がいいときは一日28パットとかで上がれていたんですね。ところは最近は32パットが普通にある。アプローチが寄っていないことを差し置いてもさすがに多い。せめて30打未満でないと、スコアになりません。そこで自分のパッティングを少し見直してみたわけですよ。

橘ダイスケのパッティングフォーム

もうずいぶんと長く、クロスハンドグリップです。もう順手では構えられないレベル。2021年の秋ごろから、左一軸スイングに本格的に取り組みはじめて以降、パッティングでも左足重心がしっくりくるようになりました。

橘ダイスケのヒッティングイメージ

ボールも安定した順回転。すみません、自分ではパターは上手いほうだとすら思っていました。ライン取りは得意なんです。

ところがタッチがぜんぜん合わない。弱めに打とうとすると、インパクトで緩んでしまう。だからラインをきっちり出そうとすると、勢いがついてボールがまぁ転がる転がる(笑) もうどうしたらいいのやら。そんなとき、YouTubeで素敵な動画を見つけたんですよ。

プロは軽いパターが好きなんです

よこた

横田真一チャンネルで最近アップされた動画。「【桑原克典さんの名言】ほとんどの人が知らないスライスラインの狙い方!「頂点理論」とは!そもそも狙い方を間違えているから入らない!?」での一コマです。桑原克典プロが使い続けているのが、オデッセイのホワイトホットNo5(初代)。それは「軽いのがいいから」だとか。

そうです。谷口徹プロも同じホワイトホットNo5(初代)を20年以上使い続けています。桑原プロのパターの重さは分かりませんでしたが、谷口プロのパターの重さがどれくらいか紹介している記事を見つけました。なんと505gなんです

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気になって調べてみました。後継モデルであるオデッセイ ホワイトホット OG No5は約538g。実に33gも違うわけです。たかが33gというなかれ。例えばドライバーが33gも違うと、完全に別モノ。アスリート向けのスリクソンと、シニア向けのゼクシオと同じぐらい重量差があるわけです。

最近はグリーンの高速化もあり、パターそのものが重量級になる傾向にあります。若手プロなら530g前後。重いがゆえにストロークは安定するし、少しの振り幅でボールがよく転がります。

ん? あ! それだ!

もともとボールをヒットしがちな私が重いクラブを使うと、ボールに勢いが付きすぎてしまってオーバー気味になるんですよ。だったら、軽いクラブにして自分の思うストロークにしてもボールが転がり過ぎないパターを使えばいいんです。うん、そうだ、そうだ。

1977年生まれのPINGパターを再生!

気が付きました。私のパッティングの再生のためには、軽いパターが必要だ。とはいっても、古いパターを買う気にはなれないし。。そう思っていた矢先、会社のOBの方から連絡があったんです。

大先輩「あのさ、古いクラブを処分しようと思っていたんだけど、東京都の場合はさ、キャディバッグに入れて出さないと引き取ってくれないらしいのよ。なんか処分しようと思っている古いキャディバッグない?」
私「な!もったいない、ぜんぶ引き取ります!」

過日、大先輩のご自宅にクラブを引き取りに行きました。ドライバー、アイアンなど約20本。そのなかには、超古いパターが3本もありました。ほらほら、やっぱり! そのなかで燦然と輝くクラブがあったわけですよ。

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PING PALと書いてあります。型番はよく分かりません。いろいろ調べてみたら1977年にリリースされたパターみたい。素材はブロンズ。トム・ワトソンが愛用していて、いつぞやの全英オープンでもこのクラブで勝ったらいしい。いいぞ、いいぞ。これ、使えるようにチューニングしよう!

シャフトカット

シャフトの長さは35インチです。私の手元のパターはすべて33インチで統一しているので、なじみのショップに持ち込んで無料でカットしてもらいました。

グリップはいつもの

グリップはいつものラムキン。稲見萌寧プロが使用しているモデル。2021年に出会い、あまりのよさにストックを3本も持っています。最近はもう手慣れたもんです。シャフトがすこし細いようなので、下巻のテープは4重にしました。それでもちょっと細いかもしれません。

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ヘッドもキレイに磨きます。まずは錆び取り。クリーム状です。

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これで磨くと汚れが取れてきました。それでも、もうひとつきれいになりません。

アサヒペンみがき

よし、もっと根本的に磨こう。アサヒペンの金属みがき投入です。

アサヒペンみがき白い綿

ワタ状のこれでこすりつけると、面白いように汚れが取れてきます。

PINGPALフェイス面

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それでもできてここまで。なんかブロンズ感がぜんぜんしませんが、まぁそれはいいや。さすがに45年モノです。大先輩が付けてきたであろう傷が無数にあります。

シャフトカットした分だいぶんと軽いだろうなぁと思って実際に測ってみました。なんと490g。バランス調整のためにソールにべったりと鉛を貼ってもですよ。

さぁ、準備はできました。まずは1月の月例、これでチャレンジします。軽いがゆえにストロークが安定しない可能性は、確かにあります。しかし重いパターではカップをオーバーし続けて入る気がしないのも事実です。なにより大先輩から譲り受けたパター。あきらめずにがんばります、がんばろう、がんばれるかな。。。

パターの浮気はそろそろやめたいんですよ。基本的には。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、それなりの思いを込めて書き続けております。引き続きのご愛顧、よろしくお願いいたします。

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