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泣いてもいいですか!!

実にくだらない。今思い返すと、実にくだらない。でもあの瞬間は、本当に泣きたかったんだ!!!!

「よーし、今日こそは90切るぞ!」

と、毎度意気込むラウンド。起きた瞬間(ちなみに今日も起床予定2時間前に一度目覚める)、向かう道中、練習場、練習グリーン。その全てにおいてやれる気持ちだけが高まる。

そんな気持ちが一瞬で打ち砕かれたスタートホールのティーショット。

チョロポチャ…
※チョロって眼中になかっためっちゃ手前の池に入水する儀式

もう嫌!!
なんで朝からこれなの!!!
そこから気持ちを切り替えたつもりでも、無意識にずっと引きずってしまった前半は、57の大叩き。

泣きたい。
もうすでに泣きたい…

お昼ご飯にマグロ丼とミニうどんのセットを食べて気持ちを落ち着かせる。
ちなみに、このセットには温泉卵がついてきたけど、マグロ丼とうどんのどっちにかけるのが正解なのか。
一応、聞いてみたら「お好きな方へ〜」と予想と一言一句違わぬ答えが返ってきた。どうでもいい話。

さて。
後半どうするか。冷静に考えよう。

100を切るには42。
うーん、57叩いた人が掲げてはいけない数字だろ。もっと謙虚にいかねば。
では、ひとまず毎度の目標である45はクリアしよう。そこから一つでも伸ばせれば良き。

の気持ちで、ティグラウンドに立つ。

「私、心入れ替えました!」

と、声高らかに宣言し、ティーオフ。

ここから細かいことは割愛するが、ティーショットは全てフェアウェイを捉え、ショットも安定。途中かかってきたトリニダードドバゴからの謎の電話(明らかにヤバいやつ)にも惑わされず、アプローチが冴え渡る。

「私、やればできるんです!!」

米倉涼子ばりに何度も叫ぶ。

途中のショートホールで砲台グリーンを大きく外し、左下のラフに隠れたボールを、隣のホールにいたおじちゃんたちが「そこにあるよー!」と教えてくれて、そこからのアプローチを絶妙な高さで、ピン側につけると、そのおじちゃんたちが「優しくあげたね〜」と褒めてくれて、どんどん調子に乗る。

「だから、私、やればできるんです!!」

やはりゴルフはメンタルのスポーツなのだ。
すべてのショットに意味がある人生の縮図なのだ。

そう、すべては自分次第なのだ。

さて。
タイトルの「泣いてもいいですか!」がどこに繋がるかというと、最終ホール約80センチのパット。

429ヤードのミドル(しかも打ち上げ)だったから、パーを狙うなら、3オン1パットしかない。

ティーショット、セカンド共に完璧。

そして、残り約80ヤード。打ち上げでグリーン面見えていない中で、ピッチングでピタッとつける京一郎ショット。
※京一郎=今日一番のショットの意

来た。神様、みてくれてる。

同伴の2人のパッティングを待つ間、グリーンに残されたボール跡をひたすら修復。

ちょっとでも徳を積んでおこう。

はい、そのセコい気持ちが裏目に出ましたね。

渾身のパーパットは、無情にもカップ左にそれ、痛恨のボギー。

「泣いてもいいですか!!!!」

と荒れる私にゴルフバカの友が冷静に一言。

「左向いてたよ」

ずん。
ずんずん。
ずんずずん。

そもそも論すぎて、お話にならない。

しかし、目標である45は達成したのである。

でも、最後のわずか数センチのズレに泣きたくなるのである。

57-45の102点
全く満足できないスコアだが、いつもの楽しいメンバーと最高の天気に恵まれ、笑いの絶えないラウンドだったことが何よりの幸せで良き1日でした。

かしこ。

【ラウンド記録&備忘録】
・レギュラー 6132ヤード
・57(21)- 45(15)
・アドレスが左向きがち
・パッティングのアドレス要注意
・頭残す
・ショット調子悪い時は短く持ってコンパクト意識
・ボール見つけてくれたおじちゃんありがとう

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