50年分の自分史~ユーミン万歳①~
こんな大げさなタイトルをつけてしまって・・・あとで後悔しないように記憶の海を深く深く潜っていきます。
私59歳になりました。つまり1963年生まれ。出身は東京都中野区。
まだ新宿も渋谷も、今とは全く異なる光景でした。もっとも覚えているのは
1968年の西武新宿駅とか、池袋。高層ビルなど、どこにもない頃です。
私には6歳年上の兄がおりまして・・・色々な経験が少々早めに見たり聞いたりできたのが、実に幸いでした。
時は、高度成長期。決して裕福ではなかった我が家にも、ステレオセットが
来たり、レコードも聞けたり・・という環境がありました。
兄の影響で、家には平凡・明星などが入ってきます。
私は「小学1年生」とか「理科と学習」とか、今でいう「コロコロコミック」なんてない時代ですからね。
兄が中学になる頃から、ファッション誌も見る機会も増えてきました。
この影響も、50年経った今ではとても大きい。
私の家の近くには、「泉谷」という名字のフォークシンガーも住んでいました。厳密にいうと、兄の友人の家に「下宿」していたそうです。
そして時は、グループサウンズや歌謡曲ばかりのテレビに、突然にユーミンや、かまやつひろしさんを登場させたのです。
詳細は略しますが、(なんとyoutubeで見られる時代になりました!)私にとって衝撃的だった1曲。それはユーミンが「かまやつさんのために曲を作ってきたの。」と言って、かまやつさんが歌いだした「中央フリーウェイ」でした。今見ると(当然ですが)凄いメンバーが生演奏をしています(笑)
スタジオセットには、ブランコなどがあり、既にユーミンは天から降りてきました。その番組は、お芝居的な演出もあって、ミュージシャンもみんな楽しそうでした。小学生の私にも、その光景は強く残って、その後リリースされたLPレコード「ひこうき雲」は、地元のレコード店で買いました。
まだ小学生の自分には、詳しいことはわからなかっただけに、いい曲ばかりだなという感想で、何回も何回も、何回も・・・・A面B面を繰り返していたことを覚えています。
(続く)