Gitをはじめよう!エンジニアじゃなくても便利だ
バージョン管理ツールで現代のデファクトスタンダード、Git ご存知でしょうか?主にシステムやアプリ開発の現場で使われ、今やエンジニアには必須のツール(スキル)となっているものです。ざっくりと言えば、ファイル作成や修正の際にその履歴を管理してくれるものです。
エンジニアでない人でも Git は便利なので是非覚えて、業務に役立てましょう!といことで何回かに分けて、使い方や押さえておくべきポイントなど記事にしていきたいと思います。非エンジニアの場合そこまで深く使いこなすことは必要ないので、そこに絞って紹介していきたいと思います。この記事はその前置きです。
Git (とその関連サービス) が役立つ場面・利点
◆履歴を見ることで、どのような変更/修正を行ったか把握できる
※マルチタスク時に思い出す時間の短縮
※進捗の見える化
◆過去作成ファイルを一定時間経過して修正を加えたいとき
◆いくつかの案(パターン)を作成したい場合、そして提出時にはどれか一つを採用するとき
◆途中路線変更したけどやはり何世代か前の変更する前に戻ってその時点から編集したいとき
※もしくはその時点の一部分の活用も可
◆ファイルを消してしまったとき
※復元が簡単に可能
◆複数台のマシンを状況に応じて使い分ける
※ Git そのものの機能ではないが、関連ツールを活用するとPC間で連携が簡単
◆テキストファイルを作り上げる、そしてメンテナンスする
※元来エンジニア向けのツールなのでこれが最強
※バイナリファイル(ExcelとかPowerPointとか)でもテキストファイル程ではないにしろ基本的に享受できる恩恵は同じ
◆無駄にバックアップファイルを増やさなくて良い
※コピーしてrev1とかファイルの末尾に入れて、という方法は何を修正したか他人は特にわからない
※自分も時間が経つと違いを忘れる
※ファイルサーバー(共有フォルダ)がすっきりする
◆複数人で分担分けしながら共同でファイル作成/編集
※ただし前提として共同作業する人間が全員 Git を使えなければならない
Git の難易度
◆極めるには少々時間がかかる
※Excelみたいなもの、達人になれば恩恵はかなり大きいがそこまででなくとも十分に便利
◆概念は複雑だけど、エンジニアだから特別有利というわけではない
※エンジニアでも苦手意識を持っている人は結構存在
◆込み入った使い方をしなければ、そこまで難しいものではない
※ただし初めましての状態だと慣れるまでそれなりの時間は必要
エンジニア以外の職種にもおすすめの理由
◆前述した利点があるから
◆オフィスワーカーの仕事の大半は「ファイルを作成すること」
※事務職でもクリエイティブ系でも、はたまた営業職でも割合は異なるにせよ業務上何かしらの拡張子のファイルは絶対に作成
※少なからず変更履歴を管理しなければならないファイルが存在
◆ファイルを共同で作成したり、レビューを行いながら作成する
※そう、プログラミングをしているわけではありませんが、やっていることはシステムやアプリ開発と本質的に変わりません。
※ただし、エンジニア職でない場合、普通 Git を使いましょうという話にはならないはずです。従って、自主的に使い始める場合あくまで自身の個人作業(業務)で活かせる前提です。
エンジニア以外の人が学び始めるのに苦労する点
◆基本的に Git の操作はコマンドライン
※Linux の標準シェル(Bash)が基本、ただしGUI ツールでも利用可能で非エンジニアの人はこれを利用してもらえればと思います。この辺りは別記事で深堀します。
※Webの情報や書籍ではこれを前提に紹介されている場合が多い
◆機能や使い方の意図が理解しにくい
※元来システムやアプリ開発で使われるツールのため、こういった開発の業務を理解していないとイメージしにくい部分がある
◆身近に使用している人がいない
※気軽に質問する環境にいない
ということで、エンジニア経験なしのマーケターである私が、勝手に Git を自身の業務ツールに取り入れてみて分かった一般的なオフィスワーカー向けの活用術を今後記事にしていきます。
エンジニア業務ではないのでこの機能は不要とか、最低限知っておくこと、組み合わせて使用すると個人でも十分に便利になる関連ツールやアプリ、活用の仕方などです。
ご期待ください!
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