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なぜ、noteを始めることにしたのか

大学の教員の定年は65歳。そこまで働いて、後は年金をもらって生活しようと考えていました。でも、ここへきてちょっと考えています。

大学の教授ともなれば、社会的地位もあって安泰でいい仕事と思うかもしれません。それは大きな誤解で、結構多忙です。

まず、教育は高額な授業料を払う学生に対する責任として質の高い教育を求められます。

次に、研究は自分の専門領域における知の体系に対する貢献として求められること、言えば格好がいいですが、大学の教員の価値は外部資金(大学以外からの研究費)をいかに獲得できるかで決まるとも言えますので、教員としての業績評価に非常に重要な部分です。

そして、3番目が大学運営に関わる仕事です。これが結構大変で、各種委員会活動だけでなく、高校へ訪問し模擬授業などをして入学者を確保するための「セールス」のようなこともします。

こんなことを全てやり遂げようとすると、夜寝る時間も削って、土日もなしで働くことはざらにあります。若い時からこのような働き方をしたせいで、60過ぎた今体調を崩してしましました。

そして、この仕事「本当に自分がしたかったことなのか」と自問するに至りました。今まで、仕事は「我慢してするもの」という昭和の高度経済成長期の価値観を持った両親に育てられましたし、自分の若い時もその余韻の中で働きました。

ここへきて、人生は100年時代となり、80歳を超えても現役で働くことが可能になりました。そこで、思い切って大学教員を数年ですが予定よりも早めに辞めて、新たな道へ踏み出すことにしました。

どんな道が待っているのか、少しワクワクします。ということで、このnoteにその記録を自分のために、そしてひとりの女性の生き方として綴っていきたいと思います。

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