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取り残されている
取り残されている、そう感じる。
元嫁は新しい場所に行き、新しい事を始めて、充実した日々を送っているだろう。
徐々に僕との距離が離れていき、お互い何も関係のないふたりになってしまうのかもしれない。
近頃、揺らいでいるのか、どこに向かっているのか分からなくなる。
毎日、2パターンある朝ごはんのメニューを交互に食べ、仕事をして、帰ってきたら、走るか、筋トレをするかして、また夕ごはんを食べる。
暑さのせいか、すぐに眠くなってしまうので、前ほど夜遅くまで起きていない。
寝て起きたらまた朝が来ている。
今日も朝ごはんを食べて、歯を磨きながら、そんな事を考えていると、「行き先を他人と比べているからか」とふと頭に浮かんだ。
他人と自分を比べていたから、自分が取り残されていると思ったのだった。
なんだか笑えてきて、口の中の発泡した歯磨き粉をぺっ!と吐き出し、にっこりして洗面台の鏡を見ると、にっこりした自分がいて安心した。