かっこわるくたって

※若くして亡くなられたミュージシャンについて書いています。亡くなられて今いないことが、読むあなたの心をすこし不安定にしてしまうこともあるかもしれません。今は読む気分ではないな、と感じたらこの記事は読まないでください。



久し振りに過去に書いた自分の言葉を読む。この青年について書いた言葉を読みたくて。過去のブログを読み返す。

駅前でお祭りがあった。

黄色い風船があちこちで揺れてる。
パチンコ屋さんが配る風船。
着ぐるみはだいぶくたびれていたけど、
子ども達は嬉しそうだった。

息子に手渡された風船は、
するするっと飛んでいった。

勢いよく、
あっという間に。

「あの風船、どうなるの?」

私、なんて答えたんだっけなあ。



最近、若くして亡くなった
ミュージシャンのことを知った。
音楽を聴いて「酔いしれる」感覚は
あったけど、今回は
「心、持ってかれました」。

ずーっとその人の歌声とか、
姿とか、ピアノの音とか、
何度も何度も流れる。

どうして今いないんだろう。



青空に飛んでいく黄色い風船、
すごく楽しそう。
見ていて、
哀しいとも残念とも思わなかった。

自由!



その人は、
「今」をちゃんと生きてた感じがする。

「生きてる」って、
ただそれだけで希望なんだと知った。

私が今語ったら薄っぺらなんだけど。


今はいないけど、
出会えたことは
本当に良かった!
このことは言えるから、
その人の名前を私のブログに
書かせてもらいます。

不可思議/wonderboy

心からありがとう。

これからもよろしく!

心、持ってかれました
2017年9月19日の日記


当時、私は本当に
心を持っていかれた。

なんでいないんだろう、って今も思う
(交通事故だったそうだ)。

思い出すたび、聴いている。
そのたびに心にせまってくる。
色褪せることがない。

生きるやるぞ、って思う。

かっこわるくたって。
がんばるんだ、って思ってる。

そんな気持ちを、いつもありがとう。