トカゲの母さん
岩崎書店の写真絵本
「うまれたよ!」シリーズ。
この写真絵本を何度もながめている。
今、カナヘビ、トカゲ、ヤモリ、
を借りている。
*
となりの子がカナヘビを
くれたことがあって。
4年くらい一緒に暮らした。
図書館にある、カナヘビと
名のつく本はひと通り読んだ。
そうして、この絵本に出会った。
うまれたばかりの
カナヘビの赤ちゃんが表紙で、
一度見たらもう忘れられない。
ふとした時に、表紙の写真が頭に登場して、
また読みたいな、と思って
図書館に予約してしまう。
**
で、とても驚いていることがある。
どういうことなんでしょうか?
と専門家に尋ねたいくらいの気持ち。
この違いはなんなんでしょうか?と。
ずっと思っている。
子育ての方法に違いがある、ということ。
私はこの絵本ではじめて知った。
***
トカゲの母さんはたまごを産んだあと、
たまごからはなれることがないそうだ。
ケアをする。
そしてうまれてからも、
いっしょにいる。
子が、はなれる時まで。
カナヘビもヤモリも、産んだら
あとはそのたまごにおまかせだ。
きっと良さそうな環境だけは選んで、
産むのだろうけれど。
この違いはいったい何?と思う。
姿かたちは似ている(ように見える)のに、
なぜ産んだ後は違うのだろう。
不思議。
このシリーズ、
うちの本棚にあったらいいな、
と思い始めている。
いろんな生き物の「うまれたよ!」
を見ることができる。