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『ハリネズミと金貨』原画展
銀座に行った。
7年ぶりくらいに行った。
ずーっと行きたかった。
銀座で一番行きたい場所は教文館。
ナルニア国という
子どもの本のフロアがある。
そこにまずは行こうと検索したところ、
なんということだ。
絵本『ハリネズミと金貨』の
原画展をやっている、という。
この絵本には思い入れがある。
閉店したカフェの店主がくれた大事な絵本。
これは見なくては。
*
銀座駅で降りる。
教文館に向かう。
趣のあるビル。
エレベーターは使わずに、
階段で9階まで。
変わらず、ここにいてくれることが
とてもうれしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1728004097-xpRtZhwGJ9daoCs63cmLrvu2.jpg?width=1200)
ナルニア国はいつだって
あったかく迎え入れてくれる。
そう感じた。
ほっとする。
*
奥の小さな展示スペースへ。
ならぶ原画。
濃い。
濃密。
原画の金貨は本物のよう。
きらりと光っていた。
私以外見ているひとは
いなかったから、
心ゆくまで味わった。
三周する。
見ても、見ても、だ。
また見たくなる。
裏表紙の原画がたまらなかった。
この本に登場する生き物たち。
あったかい。
ゆげを感じて、
見ても、見ても、
いくら見ても、
やっぱり見たりない。
聞こえてくる。
この生き物たちの声が。
原画を見ることができて、
幸せな日だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1728004368-VkQXyw43jTI0B8Kb6DctJhei.jpg?width=1200)
このところ、以前書いたこちらの記事。
読んでくださる方がいらっしゃって、
とてもうれしいです。
ありがとうございます。