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Photo by
makeawish_bday
なめたらあかん
天童よしみさんが歌う。
電車に乗り、すまして外を見ているが、
頭の中はこんな具合。
なめたらあかん~
*
とあるテレビ番組で
「私、あなたのお母さんじゃないんだけど」
と言っているのを聞いた。
スタッフ同士のミーティングの席で
女性スタッフが男性スタッフに怒っていた。
もしかしてこれと似たような状況が
おきようとしているんじゃないか、
と私は思って。
代表のことをあの学生さんはお母さん
のように思っているんじゃないかと思って。
絶対なめてるでしょ、って思った。
ひとり、カッカッ、カッカッしていた
(相手のことも良く知らずに)。
*
ひとまわり年下の仲間が余裕を持って
仕事をどんどん進めているのを目にして。
彼女はいつだって、
なめていないと気づいた。
ボランティアであろうと、
仕事をなめていない
(なめているのは私だ)。
*
悲しそうな顔を見せた女性を思い出した。
約10年くらい前、
私はあるスタッフに親しみを覚えていた。
そんな雰囲気を持っている女性で、
身構えないで誰もが思わず話しかけて
しまうようなそんな人柄の女性。
その女性との会話で私は間違えてしまった。
詳細は省くが失礼だと感じさせてしまった。
それで彼女は悲しそうにつぶやいた。
「私、なめられやすいんですよ」と。
私は小さくなる。
彼女を傷つけてしまった。
*
ベーグル屋の奥さんはいつだって、
いつだって気持ちよく敬語で話す。
美容師さんは、私にも、
子どもにも!敬語で話す。
気がゆるんで、つい出てくるため口、
というものに出くわしたことがない。
そのあたりをしっかりわきまえている。
客との間にある線を。
いつだって、なめてない。
*
しばらく私の頭の中のステージで
歌い続けてもらうことにしよう。
天童よしみさん、お願いします。