見出し画像

魅惑の韓国グルメ<ソウル編>

コロナが明けてから、ソウル2回、釜山3回訪れた。ソウル旅行中に日帰りで初めて全州にも行けた。

2023年1月からソウル在住の韓国人男性とお付き合いを始めてからは、コロナ前とは違う角度で韓国旅行を楽しめている。(とても感謝している)

韓国グルメも、より現地の方々が好きな食べ物・食べ方を知ることができている。
まだ知っていく最中ではあるが、韓国の食文化は奥深いと感じている。

そこで、私が心に残った美味しい、魅惑の韓国グルメを紹介します!
紹介というか、無駄話ばかりですが……読んでいただけると嬉しいです!

ソウル・釜山・全州に分けて投稿します(_   ´ ` )_
※ソウル編2023年7月,11月

ソウルで食べたもの

①広蔵市場で食べたピンデトッ(緑豆チヂミ)

そろそろソウル行きたいな〜と思っていた頃にTBS『ラヴィット!』で韓国ソウル特集が放送されていた。その中で広蔵市場が紹介されていた。
元IZ*ONEで韓国に住んでいた本田仁美さんが、とっても美味しそうにピンデトッを頬張っていた。
「今回食べたものの中で1番美味しい!」と言っていて、
ひーちゃん(仁美さん)は嘘をつかない!これは絶対食べたい!と心に誓った。

コロナが明けてから久しぶりのソウル。
雨が降る中、広蔵市場に到着。
念願の、初の広蔵市場。

広蔵市場入口

韓国では雨の日にはチヂミを食べたくなるという。
理由は、チヂミを焼く音と雨が降る音が似ているから。
今日は雨が降っているからチヂミを食べないとだね〜と彼の口から何度か出たことがある。

広蔵市場にはピンデトッのお店がいくつかあった。
食べ歩きするには難しいほど混雑していて、席が空いてるお店で座って食べることにした。

念願のピンデトッがやってきた。
玉ねぎが入った酢醤油のようなものに付けて食べた。

おそらく3,000〜4,000ウォンだったかと…!

サクサクほっくほくで美味しい………!!!!
おそらくニューヨークの嶋佐さんが言っていた「ハッシュドポテトに近いかも」が食べてみてわかった。
素朴な味だけど幸福感が高まる美味しさ。
酢醤油に入っていた玉ねぎと一緒に食べると最高に美味しかった。

この旅行中に広蔵市場へ2度訪れた。
最終日、ソウル駅で事前出国手続きを済ませ、空港行き電車の時間まで2時間ほど余裕があった。
よし、最後にまたピンデトッ食べたい…!1号線でたった4駅、全然間に合う!と思い、再び広蔵市場へ。
『ラヴィット!』で紹介されていたお店で買うことができた。(おそらく)

紙コップに入れてくれて、その場でいただいた。
酢醤油がなくても、そのまま食べても美味しい!
ピンデトッ美味しかったな〜と、幸せな気持ちのまま日本に帰った。

広蔵市場
서울 종로구 창경궁로 88

②チヂミ屋さんで食べたキムチチゲ

この日も雨だった。
雨だから、という訳ではないが、韓国の多種多様なチヂミ(韓国語ではジョン)を食べてみたくなった。

ソウル駅から1駅の市庁駅から歩いて5分ほどにある【ヘンボクチヂミ屋】へ。

チヂミ盛り合わせ:26,000ウォン

注文して、これぞ多種多様なチヂミが、ジョンが出てきた!
豆腐、シイタケ、エビ、キムチ、青海苔の風味がしたもの、豚肉が入ったもの、個性あるジョンたち、全部美味しかった!と言いたいがシイタケだけは食わず嫌いなのだ。(もったいなーい!の声が聞こえてきます)シイタケ以外は美味しかった。

チヂミといえばお供はマッコリ。▼このマッコリ飲みやすかった。

느린마을:6,000ウォン 直訳するとゆったり村…(?)

多様なジョンたち、美味しかったです。大満足。
が、まさかの、一緒に頼んだキムチチゲが、予想外に、感動的に美味しかった!

日本で純豆腐チゲ食べたことあるし、キムチ鍋も家でよく食べる。
それらの味を想像してたのだが、キムチチゲはなんだか、想像とは違ったのだ。

毎日食べたい!と思うような中毒性のある味……なんだろ、キムチ?韓国の酸っぱめキムチが入ってるからかな???

おそらくこの店で初めて食べたキムチチゲ。
名前からして味が想像できるし、韓国に来てまで別に食べんでもええやろ、と思ってたキムチチゲ。
想像を超えてくる中毒性ある、まさに魅惑のグルメだった。

今では好きな韓国料理はキムチチゲ!と答えるほどだ。
キムチチゲを愛しすぎて、サランへの隠語でキムチチゲ!と彼に送ったりもする(???)

私はNCTというKPOP男性グループが好きで、キムチチゲ愛が強いことで有名なへチャンという可愛いメンバーがいる。
活動期間中にキムチチゲをほぼ毎日注文し、他のメンバーが「またキムチチゲかよ!!」と言ったことで喧嘩勃発したことがあるらしい。
その名も<<キムチチゲ事件>>
ヘチャン、キムチチゲ毎日食べたいよな、気持ち、わかるよ、(肩を優しく叩く音)


ヘンボクチヂミ屋ブクチャン店
서울 중구 남대문로1길 46

③カルグクスと一緒に食べる大根キムチ

冬の匂いを感じる11月ソウル。
耳がきんと冷える寒さの中で、カルグクス食べてみたい!と思い、汝矣島(ヨイド)にあるカルグクス屋さんに行くことにした。

汝矣島駅から歩いて5分かからない場所にある、汝矣島百貨店の地下1階にあるお店へ向かった。

百貨店とはいえ、ちょっと年季の入った…福岡民にしか伝わらないがサンセルコと雰囲気似ている。
平日にしか営業しないお店が多く、1階にあるお店はほぼ閉まっていた。

地下に続くエスカレーターも止まっていて、ん?今日閉まってないよな?と不安になった。
動いているのが当たり前なものが静止しているとなんとも不気味、怖がりながら恐る恐る下った。(超ビビり)

地下1階に降り立つと、飲食店がいくつか開いていた。よかった。
目的のお店【ジンジュ食堂に着くとお客さんがかなり入っていた。

ジンジュ食堂 入口

コングクスが美味しくて有名なお店のようだが、今回はカルグクスを。

注文する時に彼がとっさにマンドゥ(餃子)を頼んだのだが、カルグクスの中にマンドゥが2個入っていて彼と「あ……」と目を合わて苦笑いした。

カルグクス・マンドゥ各12,000ウォン 


頼んだマンドゥが運ばれてくると、なかなかの量。
もっちりゴロッとしたマンドゥ。
美味しかったが、カルグクスを食べるなら2個でちょうど良いかもしれない…。

カルグクスも、いただきます。
……う〜ん、思っていたより優しいお味。
厳しく言えば、少し味が薄い。
正直、日本のうどんの方が好みだ。まあでも美味しい。

付け合わせのキムチを口に入れてみた。
……お!美味しすぎる!!!
どっぷりヤンニョムに覆われた見た目からは何キムチなのかわからなかったが、食べてみて白菜と大根だとわかった。

大根キムチの食感はたくわんのような、ポリッとしていた。
細長く切ったたくわんをヤンニョムでどっぷり漬けてるようなキムチだった。
キムチだけでも、なんならヤンニョムだけでも購入したいと思ったほど、ここのお店のヤンニョムはかなり美味しかった。

私がこのキムチおいしい、おいしい!と感動していると「カルグクス屋さんのキムチは美味しいんだよ〜」と彼が得意げに言ってきた。

更に彼が「カルグクスと一緒にキムチを食べると美味しいよ〜」と教えてくれた。
ほほう、試してみるか
……お!?めちゃ合う!!!
なんなら、この薄味カルグクスは大根キムチとセットで味が成り立つようだ。
マンドゥもキムチと一緒に食べると、より美味しかった。

この時点でカルグクスを4割ほど食べていた。
もう少し早く言ってほしかった…とは言わないでおいた。
残り6割はキムチと一緒に食べた、大満足!また来たい!

ジンジュ屋
서울 영등포구 국제금융로6길 33 지하 1층

④早朝の龍山駅で食べた立食いおでん

KTXに乗って念願の全州へ〜(全州についてはまたのちほど)
朝8:30頃発のKTXを予約していた。
朝ごはんはコンビニでおにぎりでも買って、KTX内で食べる予定だった。

が、龍山駅に着いてパッと目に入ったのが、串に刺さったおでんたち。
KTXの時間まで余裕があったので、【サムジンオムク】でオムク1本食べることに。

1本3,900ウォン

薄くて長いクシュっとなったオムク、ペロリと秒で食べてしまった。オムクのわんこ蕎麦方式の大会とかないかな。

下に(写真だと上に)1つ刺さっている丸い練り物がわりと食べごたえがあって、1本でも満足できた。美味しかった〜

『恋のゴールドメダル』という韓国ドラマがあるのだが、(原題は『力動妖精キムボクジュ』邦題なんでも“恋”入れないでくれ!と怒る時代はもう終わったようだ)主人公ボクジュが、屋台でオムクを何本もペロりと豪快に食べるシーンがある。

『恋のゴールドメダル』8話

私もいつかボクジュのようにオムクを両手に持って豪快に、気が済むまで食べるのが夢だ。

龍山駅にある【サムジンオムク】
ちょっと面白かったのが、立ち食いしてる人たち見渡すとみ〜んな出汁を最後まで飲み干してた。
モーニングコーヒー飲んでるような光景だけどモーニング”出汁”なのが少し可笑しかった。

私も全部飲み干し、ほかほか温まって最高〜〜と浮つきながら乗り場へ向かった。

日本の、福岡の駅にもこのおでん屋さんあったらいいのになぁ…寒い季節は毎朝食べたいと思った。

サムジン練り物龍山駅舎店
서울 용산구 한강대로23길 55 용산역사내 용산역 맞이방

⑤レモンタンスユクとジャジャン麺

ソウル旅行の計画を立てるときは、ソウル在住グルメ系YouTuberかおるさんの『かおるTV』を参考にする。

中でも合井(パプチョン)にある【ベクミヒャン】という中華料理屋さんが気になった。

ポッサム屋さんを紹介する動画のなかで、
食べ終わって店を去ると、向かいにある以前紹介して視聴者からも好評だったという【ベクミヒャン】のお店の人に挨拶をしに行っていた。
▼こちらの動画(挨拶しに行くのは17:03〜)

声だけでも慈悲感じるおばちゃんの温かい言葉、優しそうなお店の人たちにほっこりした。
かおるさんも、近くに寄ったからと挨拶しに行っていて、偉いな…素敵な方だな…こんな人柄だから人気あるチャンネルなんだろうなと思う。

すかさず【ベクミヒャン】の動画も見てみた▼

とても居心地良さそう、ここのレモンタンスユクとジャジャン麺食べてみたいと思い、計画に組み込んだ。
向かいのポッサム屋さんともかなり悩んだ…次回行ってみたい。

合井(パプチョン)に到着。
【ベクミヒャン】は合井駅から歩いて10分もかからないところにある。

外観こんな感じ

AM11:00オープン直後に入ったからか、お客さんは私たちだけ。
かおるさんがオススメされていたレモンタンスユクとジャジャン麺を注文した。

レモンタンスユク:19,000ウォン
ジャジャン麺:8,000ウォン

来ました。これですよ。かおるTVで見たものが目の前に!

レモンタンスユク…艶々キラキラしていて見た目から美味しそう。
食べてみた、レモンとタンスユク、合わないわけがない!
レモンの香りが美味しさをプラスしていた。
日本の酢豚を作るときにはレモンを加えてみたい。(酢豚作ったことないけど)

本場のジャジャン麺も初めて。
混ぜるのになかなか力が必要で、途中からジャジャン麺混ぜるプロの彼にお任せしてしまった。

ジャジャン麺混ぜプロの彼が混ぜ混ぜ中


いい感じに混ぜてもらい、もったりした麺を持ち上げて食べた、美味しい!

チャパゲッティという袋の即席ジャジャン麺はたまに食べるのだが、本物のジャジャン麺も美味しかった。
本物のジャジャン麺でチャパグリ(映画『パラサイト』で話題になったチャパゲッティ+ノグリ)のようなものを食べてみたいかも。
あ、そういえばメニューに辛味ジャジャン麺もあったな。
次は辛味ジャジャン麺も食べてみたい。

食べているとお客さんが続々と。
2人客もいたが、1人客もちらほら。
韓国で1人でも入りやすいお店って珍しい。

あの慈悲溢れたおばちゃんと話したりはしなかったが…動画で見たとおり優しそうな方だった。
お店の人が優しいからか、店内もゆったりとした雰囲気で居心地が良かった。

ベクミヒャン
서울 마포구 성지길 27 디엠아이빌딩

⑥国会議事堂近くのお店で食べたキムチチゲ

韓国旅行をするとホテルではなくAirbnbを利用することが多い。
ホテルに泊まるのも好きだが、現地の人になったような、暮らすように旅するのが好きだ。

汝矣島にある、窓から国会議事堂が見える部屋に滞在した。

汝矣島は国会議事堂のほかにも韓国証券取引所、大手金融機関の本社が立ち並ぶ、いわば韓国のウォール街。
つまり、接待が多い街=美味しいお店が生き残ってきた街なのだ。

とはわかっていたものの、汝矣島にあるお店で計画に入れてたのは③【ジンジュ食堂ぐらいだった。

明日には出国する。最後の夜はオリーブヤングに行ったりスーパーに行ったりお土産を買うのに忙しかった。疲れた。晩ごはんどうしよう。
夕方にカフェでお茶したからお腹ペコペコではなかった。
お店は諦めて部屋でチキンでも食べようか。
どたばたで部屋に着いたのは22時前。

最後の夜にチキンか…いいんだけど、汝矣島だし、やっぱり近くのお店で食べたい。

そういえば泊まっているオフィステルの1階にあるキムチチゲ専門店が気になっていた。
しかもありがたいことに24時間営業、そこに行くしかない!
深い時間になってきたが、最後の夜だ。気にせず食べよう!お酒も飲むぞ!

【キムサムボ 汝矣島店】へ
22時を過ぎていたが多くのお客さんで賑わっていた。
確か月曜の夜だったが、スーツを着た仕事終わりのような人たちが多かった。
韓国のウォール街で働く人たち、ぐだっと疲れているのを想像していたが、ゲラゲラ笑っていたり楽しそうだった。

韓国ドラマを見ていても思うが、韓国人は平日でも平気で遅くまで飲みに行くのが珍しいことではなさそうだ。タフだな〜。まあでも日本人でも行く人は行くのか。

キムチチゲ専門店だけど肉の匂いがした。メニューを見るとモクサルがあった。いや我慢。キムチチゲを注文した。

豚肉キムチチゲ:10,000ウォン 動画からスクショしたためぼやっとしてます…

②【ヘンボクチヂミ屋】で書いたように、キムチチゲLOVEでございます。
さすが汝矣島、ここのキムチチゲも中毒性感じて美味しかった〜。

ここのお店の好きなポイントは、釜で炊いた白ごはんが食べられることだ。

釜御飯:4,000ウォン

釜で炊いたお米、最高!
深夜だからと気にせず、キムチチゲと一緒にもりもり食べた。

写真を撮るのを忘れたが、小皿で付いてきたケンニプ(エゴマの葉のヤンニョム漬け)もかなり美味しかった。
エゴマの葉そのまま食べるのは苦手。勇気が必要だったが、思い切って食べてみてよかった。
ケンニプの美味しさに感動していると、「もう韓国人になれたようなもんだよ〜」的なことを彼が言ってきた。

釜の白ごはんを8割9割ほど食べて、おこげが釜に張り付いてる状態になった。
そこに彼が突然水を入れはじめた。

水浸しのおこげ

ちょ、え?なにこれ?と問うと
「おこげに水を入れるとおこげが甘くなって、昔の人は食後のデザートにしてたんだよ〜」
へ〜〜!確かに、韓国はおこげ飴があったりするぐらい、昔からおこげをお菓子として食べる文化があることはなんとなく知っていた。

食べてみると、確かにおこげは甘くなっていた。
でもね、美味しかったけどね、私、おこげのあの香ばしいまま、そのまま食べるの好きなんだよな……( ˆ꒳​ˆ; )むふ

ま、まあ、いいんです。韓国の古くからの文化を教えてくれてありがとうね!キムチチゲ!

観光地の明洞とかだと、ごはん屋さんも観光客向けの価格設定で、量と質の割には高いなぁ〜となるお店がちらほらあるイメージ。
金融の中心地、サラリーマンが好むお店が多い汝矣島、おすすめしたい。
いつか汝矣島編も書けたらいいな。

…とちょっと戻って、お酒も飲みました。
これまた彼の特技が “ソメ” 作り。
“ソメ”とはソジュ+メクチュ(ビール)の爆弾酒だ。

テラビールを6割ほど(お好きな割合で)注いだグラスに、ソジュグラス1杯分の眞露をどかっと入れる。
スプーンで力強く2.3回ほどグラスの底をトントントンッ!と突く
いい感じにソメが混ざり、じわじわ泡立ってくると完成

ビールオンリーだと酔わない人間なのだが←
さすが爆弾酒、じわじわと酔いが回ってくるから恐ろしい。
せっかくの旅行、次の日に響かない程度にお酒嗜みましょう。

キムサムボ汝矣島店
서울 영등포구 국회대로 780 엘지여의도에클라트


ここまで読んでいただきありがとうございました(土下座)
ここまで読んでいただいた&カードキャプターさくらを見たことある方はなんとなく感じた方もいるかもしれませんが、
うちのナムジャチング、ちょっと山崎くんに似てます。

カードキャプターさくら名脇役 山崎貴史

あ、山崎くんとは違いナムジャチングはわりと正しい情報ではあるけど。
なんか、こちらが聞いてもないのに、のほほんと半強制的に教えてくる感じが似てる。顔と雰囲気も似てる。
今度から“彼”ではなく“山崎くん”と書こうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?