湖岸散策
わたしの家の近所、歩いて15分くらいのところに湖がある。湖に沿って遊歩道が整備されていて、ランニングや散策や犬の散歩で市民が利用している。今日はいい天気だったので、わたしも遊歩道をそぞろ歩く人にまじってきた。
市立病院の大きな建物をこえて、角を曲がると、博物館がある。博物館をこえていくと森になっていて、坂道をおりると湖岸につく。カラスの鳴き声がちょっと騒がしい。木の枝がよく茂り、イタドリが長くびっしり生えていて水面がよく見えない。
「植物の採取禁止」と「ヒブナの生息地、釣り禁止」の看板がある。散策している人たちとすれ違う。よく整備されている遊歩道なので、あちらこちらにベンチやアズマヤがある。お地蔵さんもいる。
ベンチに腰かけて休んだ。手ぬぐいで汗をふいた。日差しが結構強い。持ってきたペットボトルの水を飲んだ。風が吹いて心地いい。この湖を訪れる野鳥の紹介ボードがあった。
遊歩道がデッキのように張り出して湖の中がよく見えるところがあった。黒っぽい魚がたくさん泳いでいる。これがヒブナなのだろうか。どの魚も水面から顔を出している。酸欠なんだろうか。口が半分水から出ている。ちょっとグロテスクな感じの魚だ。
湖を一周するのに2時間くらいかかった。バーベキューコーナーをこえて、博物館の看板から曲がり、坂道を登って帰路についた。
世間はお盆休みだ。わたしも休んでいる。今年は帰省を見合わせたので時間はたっぷりある。
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