ウクライナとロシアの和平交渉を進めなければいけません。

　プーチン氏も、プリゴジン氏の件で、相当気落ちしているでしょう。今がチャンスでございます。インド、トルコの両政府、水面下での、ウクライナとロシアの和平交渉をよろしくお願い致します。今回の件、ロシアの自作自演だとの向きもありますが、自作自演で、ロシア軍人が乗ったヘリを何機も撃墜できるものではありません。

　１日あたり、双方の戦費合計、邦貨換算で最低でも１００億円は費消されているでしょう。戦費は、正面装備、弾薬、ミサイル、ロケットの補充費用だけではございません。燃料費、食糧費、人件費、衛生費（薬剤費も含みます）、通信費、輸送費その他諸々、とにかくお金がかかります。

　それらの費用の出処は、両陣営に関連、支援する国々の国民が真面目に働いて稼いだお金から収めた税金なのです。毎日、双方合計で１００億円がゼロになっているのです。こんなもったいない話がありますでしょうか。
　
　この１００億円、もっと、有効利用すればよろしいでしょう。戦争ではなくて文字どおり建設的な事業に振り向けることです。

　WWⅡ以前の戦争とは訳が違うのです。戦費、火力とも比較になりません。現代戦の長期化は、お互いに不幸な結果をもたらすだけです。人命はもとより、経済面も直視せねばなりません。こんな戦争を１年以上も続けているのです。該当国の経済は当分立ち直れません。既に、世界経済にも変調をもたらしています。国際的なエネルギー価格、食料価格の高騰ですね。

　また、これ以上、プーチン氏を追い詰めると、戦術核兵器の使用を真剣に考えることでしょう。少なくとも準備はしている。これは、絶対に避けなければいけない案件です。

　「窮鼠猫を噛む」でございます。

　今回は、以上でございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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