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本番前、最後の打ち合わせ。終わる。
第0.5回まるネコ堂芸術祭が1週間後に迫ってきた。今日はその打ち合わせ。事前のものとしては最後だ。とはいってもそれぞれがやることをやるだけだから全体打ち合わせといってもすごくゆるい。のんびりしている。あくまでも個人的な感想だけど。そうみえた。気のせいかな。いや少なくとも僕にはそのようにみえた。感じられた。
打ち合わせは午後1時半に始まった。特に内容に関してはこれといって打ち合わせしなければならないというものは見当たらない。そもそも各人にお任せなのだから集まってどうこうしなければというものでもない。もう順番は決まっている。それにそってやるだけだ。
今回はオンラインなのでズームの操作まわりのことぐらいか。打ち合わせというか、段取りというか、必要なのはそんなところか。
しかしその必要もなさそうだ。というのはみんな小慣れた顔をしている。少しの不安を感じているのは実のところ僕だけかも知れない。きっとそうだ。ちがいない。
だからかどうか、一番に切り出した。ちょっとテストさせてください。画面共有の具合がどうもわからないので。僕はぼそぼそ切り出した。
見渡せば(見渡さなくてもそうだけど)僕が一番の年上だ。こんなこと(ネット関連)には年上が一番弱い。年齢のせいでもないだろうが。まぁ大抵のところ世間相場はそうに決まっている。ここでもそうだ。
どうぞ。どうぞ。やってください。数人の声が同時多発的に響く。画面共有とやらを試してみる。試す。できることはできる。が、何ともビミョウだ。ビミョウというのは、これでいいのか悪いのか、いまいちよくわからない。でもそのことを言葉にできない。できない雰囲気ではなく僕に説明できるだけのコトバが見当たらないのだ。
このビミョウなわからなさ加減を、なんといってよいのやら。歯痒い。あぁ歯痒い。風呂で屁をこいてしまったような感じだ。(←ちょっとたとえがちがうような。というか全然ちがうような気がする。けど書いてしまったから仕方ない。書いてみたら案外おもしろい。このまま消さずにおく)
僕がそわそわしているのに比べて、他のメンバーは落ち着いたものだ。余裕があるのか、お気楽(失礼ですね)なのか、ただ不安を隠しているだけなのか、どうもいまいちよくわからない。画面だけではわからない。
けど、わかったところでそれがどうしたということなんだけど。気になる。気にしても仕方ないけど気にはなる。せめてもう一人ぐらい不安なメンバーがいてもいいじゃないか。そんなことをおもう。ったく。
僕のテスト操作を皮切りに他にも数人がテスト的なことをする。しだいに和やかな雰囲気になる。僕の方は、ひつこく二度三度、あれもこれもと気になることをやってみる。やればやるほど気になることは増えてきて。ますます不安はつのった。(よう言わんかったけど ← 声に出しては言えなかったけどの意味です)
そうこうしているうちに最後の打ち合わせは終了時刻になり。では、あとは本番ですね。がんばりましょう。と笑顔で別れる。まぁ何とかなるやろ。
一番お気楽なのは僕かも知れない。どうなることやら。知らんけど
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