![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124779402/rectangle_large_type_2_d6c71e1258ab70e9f59ddbf8122dfe7b.png?width=1200)
Photo by
non_file
人前で取り組む気持ちにさせてくれる内容(徒然草より)
最近、現代語訳のある「徒然草」の文庫本を買いました。
流石に古典のままでは読めないもので💦
第150段にこんなことが書いてあります。
芸能を身につけようとする人は、「うまくないうちは、うかつに人に知られないようにしよう。内々でよく練習して上手くなってから人前に出たら、たいそう奥ゆかしいだろう」と常に言うようだが、このように言う人は、一芸も身に付くことは無い。
いまだ全く不完全なころから、上手い人の中に交じって、けなされ笑われるにも恥じず、平然と押し通して稽古する人が、天性の才能は無くても、その道に停滞せず、いい加減にしないで年を送れば、才能があっても稽古をしない者よりは、最終的には名人の境地に到り、長所も伸び、人に認められて、ならびなき名を得る事である。
天下のものの上手といっても、始めはヘタクソの評判もあり、ひどい欠点もあった。しかし、その人がその道の規則・規律を正しく、これを大切にしていい加減にしなかったので、いつしか世間から認められる権威となって、万人の師となる事は、どんな道でも変わるはずはない。
吉田兼好さんの時代からこういう話はあったのですね。
非常に共感します。
「完璧にしてから」ってついつい人に見せないとかえって上達しませんね。
何の生産性もないフィードバックは苦手ですけど、「人前で何かをする」ことを意識したいなと思います。
そういう意味では、授業は逃げられませんし、伝え方も話し方も鍛えられているのかなと思います。
恥をかきながらも、ひたむきに。
本日は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
![福祉教育者 テリー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154632987/profile_b2a6784b55dd346a16dc5dbf1cad0f5e.png?width=600&crop=1:1,smart)