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「〇〇に居場所がない」は「学校」以外も当てはまることを知った講師時代の経験

高等専修学校で常勤・非常勤講師をしていた時、色んなことを生徒から教えてもらいました。

3年前に書いた内容もその一つ。

今日はタイトルの通りなんですが、よくクラスの中で孤立するといいますか、「学校に居場所がない」とか「ぼっち」という言葉で表現されるようにクラスメイトと親しい交流がない生徒の存在は色んな文献とかで読んだこともありますし、実際に見たこともあります(私自身も小学校時代はそうでした)。


ただ、学校から帰りたがらず、ずっと教室や廊下にいる生徒もいるんですね。

私は帰宅願望なら、誰にも負けない男です(笑)。
出勤したばかりでも、すぐにでも家に帰りたい。

そんな気持ちを抱きながら、生徒に

「えらい長く残ってるやん。明日もあるし、家帰ったほうがゆっくりできるんちゃうん?」


と尋ねました。

すると、生徒が答えます。

「・・・。家帰ったほうが居場所ないもん。親は~の面倒見てばっかりやし、話しかけても相手してくれんもん」

と。

ちょっと加工しましたが、支援が必要な兄弟姉妹、祖父母などがいて、保護者が自分に関心を持ってくれていないと感じているんですね。
家帰った「ほうが」という表現に色んな含みはあるものの、学校は居場所として大切な場所でもあるといえますね。
 

それ以外の要因ももちろんある生徒はいるでしょう。
「~に居場所がない」は「学校」以外にも当てはまるんですね。
当然、「家庭」も。

この場合は関係性で変化するので、居場所よりも居心地的な意味合いが強いかもしれません。

生徒たちのお陰で、色んな家庭状況や思いを抱えている人たちの存在を想像することができるようになりました。

高齢者の相談員していただけでは、気づかなかったと思います。

声を聞くって大事ですね。


今回は以上です。
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福祉教育者 テリー
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