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極論ではなく状況を考える教育を(授業中にトイレに行くのに許可はいる?)

最近は
「日本の学校では授業中にトイレへ行くのに先生の許可がいる。生理現象なのに考えられない。」
という論調も増えてきました。

確かに授業開始して間もなくトイレに行くと言われたら教員としては「なぜ休憩時間に行かない?」と頭を過ることもあります。
ただ、行かせないことはありません。
行かせないのは・・・問題ですね。

ちなみに私の講義では基本的に、私に何も言わなくてもいいので、トイレに行ってもらうようにしています。
連絡も不要です。

しかし、許可を得ることが求められるシチュエーションもあります。
「どちらが正しいか」よりは「どんな時に連絡(許可を得る?)をするのが良いのか」を考えたいと思うタイプです。

特に医療系の大学ですので、チームで何か作業をする場合や演習などの講義形式があります。
勝手に席を外すと周りの進行にも影響が出るわけです。

実際に現場で働いている時に、処置などを共同でしていて、無言でトイレに行くわけにもいきません。


今、他学部の医療系に週1回講義に行っていますが、そこでは講義系科目でも「教員に一言伝えてから教室から出る」ように指導されています。

普段からの意識づけなのでしょうね。

あと、大学生になるとスマホも自由に持ち歩いていますので、トイレに行ってから10分以上戻ってこないというケースもあります。
ごぐ稀に・・・ですけどね。

身体的な症状を信じたいところですが、教員に一言伝えておくことで早く戻る意識を喚起させるようにもしているところもあります。


「許可を得る」のではなく、周りに「連絡・報告しておく」ことが大事である状況はあります。

小中高の段階、他大学ではまた違った状況もあると思いますが、トイレに行く一言一つでも考えると面白いですね。
・・・私もたまに講義中にトイレに行くので、学生に許しを得ています(笑)

本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました☆ 

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