見出し画像

群集心理の負の側面との距離の取り方

 
オンライン読書会の別日に「群衆心理」を読みました。
群集でなくて群衆なんですね。今気づきました。
  


群集心理をうまく掴むことでマーケティングに活用することもできるので、この本を何度も読み返しているという参加者もいました。
 
以前、書いた中江兆民氏の書籍と同じく、かなり前の書籍ではあるものの現代の課題にも通じるものがあります。
 
またまた「100分de名著」のサイトでもわかりやすく取り上げられていました。


読書会では議会、選挙、SNSなどと群衆の関わりについて意見交換する時間がありました。

もちろん、群衆心理が国や社会を切り開いてきた歴史もありますが、負の側面にウェイトをおいた話し合いになったと思います。
 

SNSなどは「好き・嫌い」を「正しい・間違ってる」に変換して投げっぱなし、尖った言葉で残されることがあり、ファクトかどうかも十分に検証されていないもので溢れています。

SNSでは、
「真実を知ってしまった」感覚で正義が暴走したり、反対の意見を持つ相手に「〇〇信者」とレッテルを貼ったり、「騙されている」と啓蒙的になったりと色々な仕草が見られますね。
 
やり取りをみてしんどくなることがあります。 
 
ある方は、短文系SNSについては目的を明確にし、読書に関するアカウントだけをフォローしてそれ以外の情報が流れてきたら、ブロックやミュートを繰り返すことで、気分を害する情報を減らすことができているとのことでした。
 
エコーチェンバーとか「見たいものしか見れなくなってしまう現象」がSNSの課題と言われますが、それが全てでないと自覚し、目的が明確であれば、それも大いに役立ちますね。
 
 
自分も空気に動員されることがないわけではありませんが、一旦距離をおいて、

「一次情報なのか、二次情報なのか?」
「この情報の発信の目的は何か?」
「人を惹きつけているものは何か?」

など、問いを設定するようにしています。
 
メディアの情報、耳障りの言い言葉だけで先導されないように注意したいですね。
 
本日は以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました☆

 

いいなと思ったら応援しよう!

福祉教育者 テリー
よろしければ、サポートをお願いします。いただいたものは、活動資金として活用いたします。