【2020読書】No.347『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』
本日もお読みいただきありがとうございます。
昨年は、305冊の本を読みました、五木田穣(ごきたゆたか)です。
過去5年間で1015冊の本を読み、その記録はFacebookの方にしてきましたが、今年から、更新の仕方を変えつつ、こちらに記録をアップしております。
2020年9月26日。2020年270日目。
2020年347冊目の読書は、
『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』
でした。
※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。
あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。
そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考えるからです。
この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。
読もうと思った理由
気になっていた本ですが、
沖縄のお客さんからオススメされたので、読んでみました。
読んだ感想
本文の中に、
クラクションを鳴らせないウチナーンチュという話があります。
確かに、沖縄ではクラクションを聴いた記憶がほとんどない。
渋滞は慢性的に起きているし、けっこう無理やりな運転は数多く見かける。
でも、クラクションは聞かない。
沖縄の人は、優しいなぁ〜、のんびりしてるんだなぁ〜、
なんて思っていましたが、違うと。
クラクションを鳴らさないんじゃなくて、鳴らせないんだと。
割り込み運転をする人より、
クラクションを鳴らす人の方が悪いように捉えられると。
同調圧力が強い沖縄では、出る杭を打つ文化だと。
沖縄は現状を維持を好み、他人にNOと言えない。
狭い島国の沖縄では、適者生存していくためには、
周りに合わせることが重要だと。
なるほど。
さらに、話は展開し、沖縄は日本の縮図だと。
日本も狭い島国であり、同調圧力が強く、出る杭は打たれ、
現状維持を好み、他人にNOと言えない。
沖縄と日本は、フラクタル構造であると。
なるほど。
で、キーワードは「自尊心」の低さというところに落ち着きます。
まさか最後の結論が、「○の不足」とは。
でも、納得の結論でした。
この本は、沖縄の人だけでなく、日本の人にもオススメです。
「貧困」というのは症状であり、根本的な原因はどこにあるか。
今年ベスト5には入るであろう、良い本でした。
こんな方にオススメです!
・沖縄のことを知りたい方
・沖縄の貧困がなくならない本当の理由が知りたい方
・沖縄の問題、日本の問題を理解したい方。
・ピンときた方
合わせて読むことをオススメする本。
こちらも沖縄の問題を浮き彫りにした本です。
いずれも沖縄だけの問題とは思えません。
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