【2020読書】No.103『国策不捜査「森友事件」の全貌 / 籠池泰典＋赤澤竜也』
本日もお読みいただきありがとうございます。
昨年は、305冊の本を読みました、五木田穣（ごきたゆたか）です。
過去5年間で1015冊の本を読み、その記録はFacebookの方にしてきましたが、今年から、更新の仕方を変えつつ、こちらに記録をアップしています。
2020年4月1日。2020年92日目。
2020年103冊目の読書は、
『国策不捜査「森友事件」の全貌 / 籠池泰典＋赤澤竜也』
でした。
※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。
あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。
そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考えるからです。
この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。
読もうと思った理由
森友学園問題、いや森友事件。
その当事者である籠池泰典さんの著書。
森友事件の全貌を語る。
一連のやりとり、報道、国会、本を読んでいると、
どう考えても政府が嘘をついている。
真相を知りたいと思い、読みました。
読んだ感想
本の帯には、
『安倍さん、なぜ「嘘」をつくんですか』
裏帯には、こうあります。
「本書で明かす衝撃の事実」
・値引きの根拠「新しいゴミ」なんてなかった
・なぜ100万円「ニセの札束」を持っていたか
・稲田朋美氏、青山繁晴氏、竹田恒泰氏の裏切りの手口
・自殺したA上席国有財産管理者は電話口で絶句した
・財務省が「改ざん調査報告書」に仕掛けた罠
・「もう遅いんです」昭恵夫人との最後の会話
・検察官の取り調べ、約300日の拘留生活のすべて
全483ページの大容量。
この本には、森友事件の本質、問題、経緯が全て書かれている。
一方の意見だけを聴いて物事を判断するのは危険である。
だがしかし、時の政府は、籠池夫妻を一方的に「嘘つき」と印象操作をして、陥れようとしている。詐欺夫妻として排除しようとしている。
この本には、時系列で、本人でしか知り得ないことが
たくさん書かれています。
物事を判断するには、双方の意見を聴かなければならない。
どちらの方が信頼に値するかを判断しなければならない。
であれば、当事者本人の主張もきちんと聴くべきである。
そして、どちらの主張が信頼に値するかを判断するべきである。
この本のタイトルは、『国策不捜査』です。
国策不捜査とは、
『立件すべき理由や必要性があるのに、国の施策や何らかの政治的な思わくに基づき、「不起訴ありき」という前提の下で、検察が事件を見ぬふりをし、立件を見送り、操作しない場合』
と定義される。
大阪地検特捜部は、８億円値引きに夜国有地売却に対する背任と、決裁文書を改ざんした虚偽有印公文書作成などの事案で告発を受理し、一括で捜査を開始。嫌疑をかけられたのは合計38人で、財務省本省が23人、近畿財務局の職員が10人、大阪航空局の職員が4人、そして籠池氏。
籠池氏の300日の拘留期間中、40日間の取り調べで、国有地売却に関する事情聴取は一切なかったと。独房に閉じ込めながら、接見禁止措置で肉親とも会わせず、ありあまる時間を与えていながら、捜査をしなかった。
公文書改ざん事件において、籠池氏も当事者の一人にも関わらず、取り調べがなかった。公文書改ざんについて、本気で捜査をするつもりなかったんじゃないの？
そもそも、籠池夫妻は、「罪証隠滅の恐れがある」という理由で拘留されたにも関わらず、実際に「罪証隠滅しました」と財務大臣が認め謝罪し、捜査において改ざんされたものを提出している財務省に対しては、なぜ何もしない？どう考えても、おかしい。
山本真千子大阪地検特捜部長は記者会見で
「必要かつ十分な捜査を遂げた結果、真相を解明し、それが犯罪になるかどうかを判断して不起訴にしました」「捜査を尽くしました」と。
この日の記者会見で、山本真千子大阪地検特捜部長は、何度も質問に対して回答を拒んだそうです。答えられないんでしょう。
その後、山本真千子大阪地検特捜部長は、大阪地検ナンバー２の次席検事に抜擢されたそうです。なぜか、「何か」を守った人が出世していく不思議。
この本のエピローグで、籠池氏は、
『もう一度、ボクを国会の証人喚問に呼んでいただけないだろうか。佐川宣寿元理財局長も一緒に証言台に立てばいい。ふたりとも、もう「刑事訴追の恐れ」はないのだから。もちろん昭恵夫人にも来てもらいたい。マルタ島から谷査恵子氏、ロンドンからは中村稔公使にも起こしいただこう。』
と述べておられます。
それが実現することを願って、この記事に記しておこうと思います。
こんな方にオススメです！
・森友事件に興味がある方
・赤木さんを忘れないと思う方
・真実を知りたい方
・今の政府がおかしいと思う方
・おかしいものはおかしいと思う方
・ダメなものはダメと思う方
・興味を持った方
合わせて読んでほしい記事
森友事件、またその他関連問題に関しては、下記の記事にも書いております。
組み合わせて読むと良い本。
今までに読んできた中で、合わせて読んでみてほしい本をご紹介します。
興味を持ったものがあれば、ぜひ読んでみてください。
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