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【豊かな支援で溢れ、支援職にとって良き社会】

対人支援、人生を回復するための専門職であり生き方であると思う。これまで救われた人はどれだけいるのだろうか。仕事が重くて辛いのが嫌なんじゃなくて、生き方だから尊重して欲しい。「生き方ごと」大切にする意味で #helpwell  (豊かな支援で溢れ、支援職にとって良き社会)と名前がついた。

最近は人生を回復するための"助け合い"にフォーカスしている。突っ込んじゃうけど、人生,魂は成長したがってわざと道を揺らすことがある。今まで楽しく行えていたことに突然色彩が無くなったり、居心地良い場所で繰り返し人と衝突したり。

これは起きないようにどれだけ気をつけてもほぼ必ず起こることで、だから悪いことでは全くない。
ただ、対人支援以外の回復のためのネットワークが薄過ぎている。自助(セルフケアや自活力)力も十分育んでいないので頼らなきゃいけないことがそもそも多い。結果、対人支援職に頼まなきゃいけない範囲が広くなってしまう。

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屋久島へきて、島中がゼロ距離で驚く。
入った地元のカフェの老夫婦に、気がついたら人生相談をしていた。心の傷を打ち明けていた。別に驚きもせず、人生色々あるよね、でもきっと大丈夫と言って畑のみかんをくれた。葉っぱつきがかわいいよねと言って笑った。また来るのよ味方だからと言われてちょっと泣いた。

こういうことが別に日常らしい。今までいくつか地域にも入ってきたがここまで気持ちの良い、安心のある場所はなかなか出会えてない。何に安心を覚えるかはその人次第…だが、こと人生の回復のためにはこの島の助け合いの文化やオープンネスは学びになることが多すぎる。

かと言って対人支援職がいらないわけではない。
カフェの老夫婦はお母さんの介護をしているらしい。最初は二人で何とかしていたが、介護を頼むようになってからとても助かっていると言っていた。介護士さんにナンボ払ったらいいのかしらというくらいお世話になってて…と言っていた。そうやって対人支援を尊敬し、家族を慈しむことができていた。

対人支援職にとっての現状はきけていないが、こういう助け合いの文化があれば対人支援も機能しやすいのでは?ここは現地の人と話してみたい。

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共助や公助にバランスが偏りすぎたよ、の現象の一つが対人支援者のバーンアウト。これも日本として回復して成長しましょうよという誘いかも。

#helpwell としては引き続き、まずは対人支援職の互助(と自助)の力を高める関わりを続けつつ。それ以外の互助にも挑戦していきたい。人のやさしさや思いやりはもっともっと素晴らしいはず!

結果、もっともっと対人支援の意義が受け取られるようになるし、くっきり必要とされるし、輝く。
私たちが思い描き、求める対人支援職が本当に尊重されてゆく社会は、とてもあたたかいものだ。
いきなりいかず、順を踏んで。焦らずいこう。

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