眠れない日が続く。朝、毎日仕事に行っている徳高いかっこいい家族を見送り、ゴミ出しをして布団に還る。柔らかいマットレスに沈み込む重たい体がそのまま溶けてしまえばいいのにと毎日頭をよぎる。
仕事を辞めて4ヶ月、今日も仕事に行けなかった。アルバイトくらいはちゃんとやりたいのにお金を稼ぎたいのに人として最低限の生活ができる存在になりたいのに今日も自分の弱さが自分をダメな存在に引きずり落とす。毎日足を引っ張られてる感覚で悲しんでいたけど元来私なんぞダメダメな存在でそのままそれが見えてしまっているだけで今までなんとなく誤魔化していただけなのかもしれないけれど、それでも少しでもマシな存在になりたいと今日も願いながら眠れぬ夜を過ごす。
少しでも落ち着くようにと社畜時代に出会ったお気に入りの入浴剤を入れて長湯をしてみる。ライフライン代が辛いから少しだけ少なめのお湯で少しだけぬるい真っ暗なお風呂に入る。あぁやはり私は惨めでみすぼらしい気持ちになってしまう。実際そうなのだろうけど。
どれだけ言葉にしても一つも変わることのない明日が待っているとわかっているけど今夜もまた、太陽が登ったら少しでもマシな1日が始まりますようにと願う。

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