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美しい姿勢、正しい姿勢とは?

「胸を張って、わたしに会いにいく」
いつもゴキゲンWalking 財津有子です。

今回は、タイトルにあるように、
美しい姿勢、正しい姿勢とは、どのような姿勢なのか?
ということについて書きたいと思います。

皆さんは、「美しい姿勢」「正しい姿勢」と言われた時、
どのような姿勢を思い浮かべますか?

「気をつけ!」

の姿勢を思い浮かべる方が多いかな?

この姿勢を作るために、胸を張って、頭を斜め上向きに上げて…
ご自身が猫背で巻き肩だと認識している方は、
更に、肩を後ろに引いていらっしゃるかもしれませんね?

実は、この形で正しい姿勢になる方は、あまりいらっしゃらない。

「胸を張ったつもりで、実は腰から反っている」
「腰が反った状態で肩甲骨を寄せて、更に反ってしまう」
「胸を張っても、首はストレートネックで前に倒れている」

そんなふうになりがちなんです。


では、どういう姿勢が正しいの?ということですが、
それは、立ち姿を横から見た時に、

足の外くるぶし→膝関節のやや前側→大転子→肩(肩峰)→耳が、
床と垂直な一直線になっている状態。

重心が通っていて、身体への負担が少なく、
リラックスした状態で動きやすく、
見た目にも美しく見える姿勢になります。

でも、しかし!
正しい姿勢というのは、状況によって変わります。

例えば、卓球の選手はゲーム中、ラケットを前に構えて、
少し猫背気味に前傾姿勢になっていますよね?
ここで、肩をしっかり開いた状態で待っていたら、
反応が遅くなってしまいます。
スポーツをしている時には、そのスポーツの正しい姿勢があります。
それと同様に、日常生活の中でも、
例えば、パソコン作業中に「良い姿勢」を意識しすぎても、
作業効率が下がってしまいますし、
筋肉の動きに制限をかけるような形を取れば、疲労感は増します。

もちろん、日常生活の中で、様々な作業をするときに、
良い姿勢を意識することは、とてもいいことです。

ただ、私はレッスンの中でもよくお伝えするのですが、
人間の手の甲を上にした作業(PC作業、包丁で野菜を切る作業、
アイロンをかける作業、などなど)は、
基本的に肩を巻き込む方向で行われる作業になっています。

ですから、大切なことは、
「正しい姿勢」の基準に合った姿勢になろうと思ったら、
いつでも楽に正しい姿勢になることができること
です。

良い姿勢に、いつでも楽にスッとなることができる。
デフォルトでは、正しい姿勢(=美しい姿勢)になる。

これができることが大切だと思っています。

正しい姿勢で過ごす時間を増やすことで、
腰痛や肩こりといった不調から解放されたり、
胃や腸の働きをよくすることで身体の調子を整えたり、
そのおかげで、お肌の調子もよくなったり…

町中でお店の窓ガラスに写った姿が、正しく美しい姿勢であったり、
カフェでくつろいでいても、凛とした美しさが漂っていたり、
自分自身が気持ちよい自分であるのは、もちろんのこと、
周りの人にも、ご自身の姿勢を見直すキッカケになるなど、
小さくてもステキな影響を与えることになるかもしれません。

一度、ご自身の思う「正しい姿勢」で、写真を撮って、
チェックしてみてください。
前から、横から、後ろからの3枚。

そして、その写真にチェック項目の「・」を置いて、
線で結んでみましょう。
「・」は、床から垂直な一直線上に並んでいますか?

現在地を知って、そこから、正しい位置へと変化させていく。

それが、「健康で美しい」の第一歩になります。

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