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何の会社だよ…(創業note)

福岡市から未来を魅せる会社を起業

当社は2024年8月に起業した新しい会社です。実施する事業は今のところ3つです。

  1. 少子化解消(婚活支援)

  2. 地方移住推進(東京一極集中解消)

  3. 実写メタバース活用支援

一見すると、民間企業がやることではなく、国や政府が行なう事業では?と思われがちな内容です。「未来を見せる」会社です。「少子化」「東京一極集中」はもはや仕方がないと誰もが諦めてしまっています。「メタバース」も流行ること無くオワコンと言われつつあります。これを民間企業、つまりは利益を上げることを前提として行ない、諦めかけていた「明るい未来」を見せます。壮大過ぎてとてつもない無謀なチャレンジと言われますが、自己紹介を兼ねて、まずはこれらの事業に取り組む思いと、具体的に何をやるのかを説明します。

1.少子化解消(婚活支援)

(思い)
少子化が進むと、労働力が減少し、国の税収も減り、良くないことがいろいろと起こるよね。そう言われたのは既に大昔の話です。国や政府では抜本的な問題解決はできなかったのが現実です(消費税アップなどによりトータルの税収は減るどころか増え続けてますが…)。
少子化の原因が「子どもを産まないこと」だと誤解されがちですが、既に原因は「結婚しないこと」「結婚ができないこと」だと明らかになっています。つまり、子供も欲しいし、結婚もしたいし、家族も作りたいのだけれど、それが叶わない環境に問題があります。本来は、国が大方針を掲げて、様々な解消に繋がるアイデアを積極的に支援すべきなのですが、そうするつもりはそもそも無かったのでは?と思わざるを得ない状況が長く続いてきた結果、当初からの予測通りに人口は減り続けています。
私は東京23区内で生まれて育ってきたので、30年ぐらい前から東京が生活しにくい街になっていくのを目の当たりにしてきました。誰もが言っていた通りになりました。今や、夫婦共働きで世帯年収1000万円程度では住宅ローンを組んでのマイホームなど夢のまた夢。子育てをしようものなら当然のように貧困が迫ってくるのが現実です。誰もが「結婚は厳しいよね」モードに入っています。その結果、「出会い」に対してのモチベーションも無くなるし、結婚はしようと思わないし、子育てや家族に対する思いもどこかへ行ってしまいます。これが2024年の東京における一般的な環境です。

(具体策)
たまたまご縁があって、私は2016年に福岡に移住する機会を得ました。そして、これもまたたまたまですが、福岡に来る数ヶ月前に子育て・家族を卒業していました。だいぶ歳喰ったオジサンとして福岡に地方移住をしました。噂では聞いていた「福岡市は女性の方が多い」を実際に体験することになりました。東京からすれば地方都市の一つでしか無い福岡市、そこには本当に女性が溢れていました。その後、東京の友達が多く福岡に観光や遊びに来ました。中でも独身男性の多くと話していて、婚活目的で福岡まで足を運ぶのはアリだと気付きました。東京にいる間は、みんな、婚活って発想自体が既に消えてます。でも、福岡市に来ると、「結婚はしたいんだよ」「子供も欲しいんだよ」と言い出します。
そこで、婚活支援を事業として始めます。具体的には以下の2点です。

  • ①婚活イベント(街コン)の開催

  • ②婚活BARの開設

②がメインですが、当社は起業したばかりでまだ資金が足りないので、まずはイベント形式で①からスタートします。②ですが、結婚相談所でもないし、相席屋でもありません。これが非常にポイントで、独身者しか入れないBARを開設します。事前に会員登録が必要で、独身であることを証明する公的書類を提示した方しか会員になれません。しかも定期的に確認します。
店舗は単なるBAR、飲み屋さんなのですが、そこには絶対に独身者しかいないお店です。店側がマッチングを勧めるわけではありません。店内で勝手に仲良くなることもあれば、紹介してほしいと依頼があれば簡単に紹介することもあります。基本的には単なる楽しい飲み屋なんです。
2025年4月に開店予定で、中洲~大名辺りで幅広く物件情報は常にチェックしています。予定では、女性はサブスクのみ。男性は通常料金を考えています。女性がホントに楽しめるBARで、そこにお金と時間を掛けて東京から独身男性が集まるBAR。ちょっと見たことがないお店になると思います。

(余談)
この婚活BAR構想のきっかけは東京の五反田で既に成功している方がいることです。それを福岡で成功させるにあたっては、福岡の隠れた事情を踏まえることが必要だと思っていました。隠れた事情とは、福岡市では、東京の既婚者が大暴れしている現状があります。
私の友達は東京の方がほとんどですが、独身者と既婚者の割合は半々です。独身者については、上述の通り、この事業をやろうと思うきっかけになったエピソードをたくさん積み重ねてきましたが、その一方で、既婚者たちの行動も大いに参考になる点がありました。出張サラリーマンが多いのですが、福岡空港に降り立った瞬間に独身になってしまう人が大半なんです。。そして、夜は中洲の夜のお店を案内してくれと言われますが、全員が独身やバツイチに変身し、一夜の恋を目指して大暴れします。詳細は別の機会に書きますが、これが本当に福岡の女性の天敵になってます。これを排除しようと思ったのが、今回の婚活BARを独身者完全限定にしようと思った背景です。

2.地方移住推進(東京一極集中解消)

(思い)
1の婚活支援の延長という側面も強い(婚活の結果として、そのまま福岡市に移住しちゃえよ!)のですが、元々、私がやろうとしていたのはこっちの事業です。今、全国の地方自治体が地方創生の名のもとに国からの助成金を活用して必死に移住推進を行なっています。その様子を、一移住者として見ていましたが、全く効果がない、あまりにイージーな施策ばかりです。自治体が行なう事業なので、この程度しか無理だろうと思う一方で、そもそも費用を出している国や政府が東京一極集中を解消しようなどとは微塵も思っていないことを実感していましたので、なるべくしてなったのが今の現状だと思っています。
とは言え、移住という事業はやはり民間がやるのは無理があるとずっと悩んでいました。私がそうであったように、移住するには個人で役所に申し込んで、住居を探して、仕事ができる環境を整えれば良いだけです。そこに事業者が介在する余地がありません。

(具体策)
そこで、当社ではプラットフォーム(オンラインコミュニティ)の開設・運営を地方移住推進事業の中心の置くことにしました。そこは地方移住に興味関心がある人だけが集まる場所なので、一定の広告媒体としての価値が生まれます。最初のスタートは福岡市、次に仙台市、広島市、などを考えています。移住の際には少なからずお金が動きます。そんな企業に向けた広告媒体です。
地方移住と言うと「都会からド田舎へ」というイメージが未だに強いのですが、これは世の中で散見される典型的な失敗パターンで、東京の生活の次は「そこそこ都会な地方都市」が最適です。地方から東京に出てきた人の考えを想像すればわかることです。東京から見ると、福岡市も名古屋市も大阪市も「地方都市」なんです。それらの地方都市がきっちりと都市機能を成長させて、その先に「もう少し郊外へ」の需要が必ず生まれます。福岡市から糸島市がその一例です。
1の婚活が目的で福岡市に足を運ぶようになった東京在住の独身男性が、福岡市の女性と出会い、結婚を視野にいれるようになった時、この地方移住コミュニティ、および経験者たちのサポートが地方移住を後押しします。なぜなら、東京在住者にとって、地方都市での生活は固定費(主に家賃)が半減するという大きな魅力があります。リモートワークで仕事をする人が増えたこともプラス要因です。そもそも、東京で仕事をしている人は、正直言うと地方のビジネスパーソンよりもビジネスにおける感度やマインドが高めです。移住した後には、そのような人材が移住したこと自体が、その地域のビジネスマインドを底上げする効果も生まれると思います。婚活支援事業と地方移住推進事業のシナジー・相乗効果はここにあります。
つまり、小規模な地方移住のオンラインコミュニティをメディア事業として行います。高い収益性は全く考えておらず、婚活支援事業の受け皿であり、延長線上に必ず置かなければならない大事な事業です。

3.実写メタバース活用支援

1と2の関連性はこのように書くとわかりやすかったのではないでしょうか?でも、3がどう関連性があるのかは意味不明だと感じている方が多いかと思います。

(思い)
まずは、「実写メタバース」って何なのかを説明する必要があります。おそらく多くの方は「メタバース」と聞くと、CGで作られた仮想空間を想像されると思います。↓こんな感じの。

このようなメタバースが山のように出てきましたが、一向に定着しなかったのが現状です。その理由については既に明確になっていますが、それは別の機会に書くとして、これとは一線を画すのが実写メタバースです。

どこでもドアというプラットフォームを使って、まるでその場にいるかのようなリアルを「空間丸ごと」提供できるのが実写メタバースです。画像や動画では「その場にいるかのような体験」はできません。店舗や施設、街や自然。今は、そのほとんどが画像や動画でその魅力を伝えようとしています。今のように情報が洪水のように溢れかえっている時代に、手軽な画像や動画で情報発信しても伝わりません。文字ではなおさらです。

(具体策)
そこで当社では、この実写メタバースを活用して、ありとあらゆる店舗・施設・街・自然などを「空間丸ごと」メタバース化することを進めていきます。このどこでもドアには2024年11月現在、約1500のメタバース空間が提供されていますが、店舗や街のPR(リアルな下見)に活用された事例は非常に少ないです。このプラットフォームを活用するための撮影・映像編集ノウハウを持っている、日本で数少ない企業が当社です。1500のうちの約20%に携わってきた実績があるので、このプラットフォームの推奨と並行して、制作を代行するのが、実写メタバース活用支援事業です。具体的には下記のように1ヶ所10万円で撮影から編集、ワールド作成までを承っています。

今はまだ、特に日本国内では、「VRゴーグルを被る」というアクション自体が全く普及していません。これは当社だけではどうにもならないので、ビジネスとして成就するかどうか不確定要素も大きいです。ですが、欧米を中心にHMD(VRゴーグル)の普及もコロナ禍以降かなり進んでいますし、裏側でのテクノロジーの進化は全く止まること無く激しい勢いで進んでいます。つまり、現時点では「あり得ない」と思われるビジネスですが、一足先にベットすることで先行者利益の一部を得るチャンスもあると思っています。

上述した日本全国の地方が抱える課題を解決するための、一つのツールとして、この実写メタバースはブレイクの可能性を秘めています。画像や動画だけで「わが町は住みやすくていいですよ~」と訴えても、目立った効果は得られないということは、この数十年の「地方創生」でお分かりかと思います。でも、地方都市の多くは、実は生活するのは非常に適している面があります。それを伝える手段を変えてみませんか、というのが当社の提案です。この事業が2の地方移住推進とシナジーがあることをご理解いただけたのではないでしょうか。

まとめ

このように、一見すると関連性が見当たらない3つの事業、しかも、どれも民間企業として市場が顕在化しているとは言い難い事業ドメイン。そこに当社はチャレンジします。国が解決できないまま時間だけが経過した諸問題の一つでも、その解決に貢献できたら起業した意義があったと思っています。いわゆるスタートアップ的な、株を渡して出資を受けて、短期間で大手事業会社に売却してEXITのような進め方は想定しておらず、まずは福岡市をきっちりと底上げするお手伝いをさせていただき、他の地方都市へ横展開するビジネスを想定しています。「それは首長になってやれば?」と言われたこともありますが、私自身はスネに傷も多いので政治家はあまり考えず、民間企業としてどうすべきかを考えてきました。そのチャレンジの一つが当社、株式会社ごきげんコーポレーションの創業です。

※事業提携などのお誘いは大歓迎です。
※足元では、実写メタバースの体験イベント(体験セミナー)を定期的に福岡市内で開催しています。ご興味がある方はご連絡下さいませ。