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「プライバシーというものが…」の皆さんへ
そろそろ、ちょっと考え方を変えてほしいな、という提言です。
私たちが普段、街なかにいる時、周りには多くの知らない人がいます。どこの誰だかわかりません。特定の人の顔を見ることもあれば、何も気にしないこともあります。
わかりやすい例を挙げると、例えば、女子高生が街なかでめちゃイケメンな男性を見ました。「すごいイケメンだ~」とその方の印象が強く残ったとしましょう。そして、その後、偶然にどこかで、あの時の男性が友達の知り合いだったことを知り、話の流れでその人を紹介してもらうことになった。そして、友達経由であの時のイケメンを紹介してもらったとします。
その時、イケメン君は「オレの顔を無断で見て、オレのことを特定したんだって!ストーカーか!オレにはプライバシーがあるんだから勝手にオレの顔を見るな!」って怒鳴り付けた。
なんてことが起こるわけはないですよね。
そう、私たちは普段から、知らない人と同じ空間に共存することを受け入れています。それが知り合いならば「出会う」ことになるだけで、知らない人同士なので出会いではなく、単なる空間の共有です。
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この「プライバシー」もっと言うと「肖像権」というのが問題になることがあるのは、多くは「特定の人物を撮影した場合」のことだ。「JAPAN PROFESSIONAL PHOTOGRAPHERS SOCIETY 127」ではこう書かれている。
、表現行為が社会の正当な関心事であること、その表現内容、表現方法が不当でないこと、の二つの要件が整うときは、無断で撮影したり、写真を利用しても肖像権の侵害にはならないというのである。
「社会の正当な関心事」というのは非常に曖昧な言い方だが、不当な目的でなく、社会的な価値を持つと思って使うことは問題はない、とも解釈できる。
ここで、当社が遭遇した事例を一つ紹介。
とある公共の公園。夏は緑が素晴らしく、秋には色付き、そのコントラストも素晴らしい。そんな公園をVR空間で再現したく、公園の撮影を申し出た。公園をそのままVR空間に再現するだけのことだ。つまり、空間を共有するだけのこと。特定の人物を取り上げる意図はないし、そもそもそのような撮影ではない。360度カメラを持って公園内をグルっと回るだけだから。
ところが、公園側からは「映像に人物が映る場合は全てモザイク処理をするように」との指示が来た。
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面倒だったので所管する自治体に抗議したりはしなかったが、納得はしていない。上記のように肖像権とやらの考え方に沿っても問題はないし、「撮影」という行為自体がテクノロジーの進化とともに変わってきているのだ。つまり、昔は「撮影」することイコール「写真を見せること」だったので、限られた範囲内に映り込む人物については「特定の人物を撮影している」と解釈できなくもない。百歩譲ってそれは理解するが、時代は変わり、360度カメラでの撮影は間違っても「特定の人物を撮影している」のではない。つまり、特定の人物を見せているのでもない。「空間丸ごと共有している」だけのことだ。
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正直言うと、いまだに撮影について念の為に許可を求めると「プライバシーというものがありますので…」「他の方のご迷惑になりますので…」という時代錯誤な説明をする施設管理者が非常に多い。これに対して、当社では今後は説明をしていこうと思っている。他の方の迷惑とは何のことだろうか。そこにいる時点で、その方は既に赤の他人に自分の顔や存在を晒しているのに、別の人にその空間の共有しようとしたらダメだと…意味がわからない。
中には「写真ならいいが動画はダメ」とか「手持ち撮影はいいが自撮り棒はダメ」とか、どうも中途半端なのだ。
この類は、時代錯誤どころか古い慣習を大事に守り続けることに価値があると思い込んでいる方が管理者であるケースが多いように思うので、思い切って、国から方針を出した方が良いのではないかと思う。今や、空間を丸ごと共有できる時代になったのだから、その空間にいる人を明確に制限しているケース(例えば完全会員制の店)以外は、その空間を共有することを止める理由はないはずだ。(有料チケットを購入した人だけが入れる空間では、共有するには有料にすることが必要なのは当然のこと)
そんなわけで、当社では2025年以降も日本中、世界中のありとあらゆる空間を実写VRで再現し、実写メタバースで楽しんでもらうことと合わせて、啓蒙活動とVR制作受託を進めていきたいと思います。
告知
2025年のスタートダッシュは、実写VRの体験セミナーから始めましょう。上記の通り、「VRなんてまだ先の話」とか言ってると、あっという間に時代錯誤な害悪でしかなくなってしまうかもしれません。。自身で気軽に体験してみれば、これからどういう社会が来るのかイメージが付くと思います。そのために単なるビジネスセミナーではなく、体験型のセミナーを開催しています。申し訳ないのですが、今回は福岡限定のえこひいき開催です。
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また、手軽なところで店舗や施設をVRにしちゃいましょう、をやってますので、お気軽に下記チラシまでご連絡ください。
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