和ろうそくの芯
【目次】
和ろうそくの芯の材料は?
どうやって作る?
和ろうそくの芯の特徴は?
気になるお値段は?
専用座金について
1.和ろうそくの芯の材料は?
和ろうそくの芯の材料は次の3つ。
イグサ(灯芯草)の髄
半紙(又は和紙)
真綿
2.どうやって作る?
和紙の下まで巻き付け、真綿で髄が外れないように留めます。
芯引き作業
芯引き台を使って、イグサ(灯芯草)の皮を剥いで中身の髄を取り出す。
2.芯巻き作業
半紙(和紙)を編み棒に巻き、髄を半紙(和紙)に巻き付けます。
3.真綿で留める
髄を巻いた部分に真綿を巻き、外れないように留める。
3.和ろうそくの芯の特徴は?
和ろうそくの芯の構造は、ロケットエンジンのようなもの。
制作過程の中で編み棒に巻き付けるように作っていくので、芯の中は空洞になっています。
その構造こそが、和ろうそくの特徴となっているのです。
真の内部が空洞になっているということは、燃焼に必要な酸素を燃焼の中心へ送り込むことが容易にできる構造になっているのです。
ということは、燃焼の強度も強く、より明るく力強い灯りを長く供給することができるのです。
4.気になるお値段は?
5.専用座金について
和ろうそくの芯はその独特の形状により、一般で出回っているキャンドル座金を使用することはできません。
和ろうそく専用の座金を使用することとなります。
一般で出回っているキャンドル座金に針金を刺して使用することもできますが、強度を増すため針金を太くすると和ろうそくの芯の空洞をふさぐこととなり、燃焼効率の低下を招いてしまいます。
和ろうそく専用座金は、和ろうそくの芯の空洞を邪魔することなく、針金を縒ることで、和ろうそくの芯の空洞を最大限に保ちながら針金の強度を高めることを実現しているのです。
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