今、工房は緊急事態です!
緊急事態宣言中!
今、工房は大パニック状態
7月の終わり頃から今現在まで、工房の製造部門(というものの工房のスタッフは私一人だけ、私の中の半分は座金などの製造部門です。残り半分は和ろうそくの芯作りの委託業務管理部門です。)はパニック状態に陥っています。
というのが、和ろうそく専用座金と和ろうそくの芯をとりあえず6千本。
年間の製造量が約3千本である当工房の2倍の量の注文が、納期2ヵ月というタイトなスケジュールで舞い込んできたのです。
納期厳守の上に、注文数が日を経つにつれプラス300本、さらにプラス300本と雪だるま式に増えてきます。
委託業務管理部門の私に、委託先の就労支援施設の生産状況を把握し報告するようにと、ほんの零点数%の工房代表である私が指示を出します。
また製造部門の私に、納期に間に合うような生産スケジュールを立てるようにと、ほんの零点数%の工房代表である私が指示を出します。
ここまでで3人の私が登場してきましたが、さらにほんの数%の営業担当の私が、依頼主との交渉結果をほんの数%の工房代表の私に報告するのです。
ここまでで工房内の4人の私が登場してきましたが、さらに就労継続支援施設でパートとして指導員として働いている私や、社会福祉協議会でパートとして生活支援員として働いている私や、運送業の単発のバイトをしている私など、工房外で働く私の存在もあったりするのです。
ここまでの登場人物は7名。
私の話についてこれていますか?
大丈夫ですか?
選択と集中
今回の大量注文を受け、私の考え方が間違っていたということを、痛いほど感じさせられました。
というのも、7名の私を上手にコントロールできるだけの私は存在しえないということが判ったということなのです。
7人の私は、今の私にとってどれもやりたいことなのです。
だからこそ、今まで頑張ってこれたしこれからもやってやろう!
そんな気持ちが正直、今もあります。
でも、本当にそれでいいのか?
選択と集中
今、それを迫られているのではないか?
そんな気がしています。
だから今は、緊急事態宣言中!
平常時にはほんの零点数%の代表の私で良かったものが、今は90%くらいを占めるようになった代表の私が決断を迫られています。
代表の私が前面に出なければならないということは、工房にとって今は緊急事態なのです。
だから、この状況を打破するための方策を打たなければならないのです。
この状況を打破するための方策とは
ここでバシッと方策を述べられれば良いのですが、今現在ノープランです。
正確には、工房外の仕事の調整ができた後でしか方策は練ることができないということです。
雇われの部分を縮小して、自身の事業に注力する。
その方向性には向かおうとしているのですが、雇われの部分では人間関係が悩みの種となるのです。
私じゃなきゃダメだという思いがある反面、私じゃなくてもいいんじゃないかという思いが交差します。
そこを、どう判断するのか。
選択を迫られることが続きます。
それで、これからどうしたいのか?
結局のところ、今自分自身は何がしたいのか?
それが答えなのではないかと思うようになりました。
そもそもの原点とは?
今まで工房ありきで考えてきたのではないか?
それが、今の100%の私の考えです。
工房以外の物を、少しづつ削ぎ落していく。
それが、今の私が選択すべきことだと思います。
それが、原点回帰だと思います。
今は、それを信じ続けるしかないと思います。
※和の灯りの映像や動画を期待していた方々には、今回の投稿はがっかりする内容で申し訳ございません。
今回は、工房代表の葛藤や決断が、皆様方にお伝えすることができたらと、文字多めに投稿させて頂きました。