(合格脳シリーズ⑤)勝敗の分かれ道、「検索力」の話。
受験の成功も、資格試験の成功も、「検索力」の有無で勝敗が分かれることがあります。
ところが、皆さんあまり検索はしていないんですよね。。。
これは「検索」の本当の方法をわかっていないからです。
すごくもったいないので、「検索力」についてシェアしていきます。
「検索力」とは「キーワード発見力」
検索と聞いて、何を思い浮かべますか?Googleをイメージされた方が多いのではないでしょうか?では、Googleで検索するときにどうやって検索していますか?キーワードはどうやって見つけていますか?
こう聞くと、皆さん、「資格名で検索」とか「学校名で検索」と答えてくれます。
間違いではありません。
でも正しくもありません。
Googleは便利です。調べれば、必ずと言っていいほど、答えをくれます。でも、正しく使えないと間違った情報を信じてしまったり、古い情報を最新のものと勘違いしてしまうことがあります。
じゃあ、どうしたらいいのか。
「正しいキーワードを見つける」これができればいいんです。
正しいキーワードとは何か
自分が欲しい情報を一言で表してみてください。
例えば、ある大学の「難易度が知りたい」とします。ここで、「難易度」をキーワードにするのはNG。結果がブレブレになってしまうんです。
なぜ「難易度」がNGなのかというと、抽象的な言葉だからです。例えば、早稲田大学の難易度を知りたいとします。誰にとっての難易度でしょうか?東大や国公立医学部を狙う学生にとって、早稲田の難易度は低く、偏差値40の人にとってはとても高いでしょう。
この「誰にとって」という但し書きが必要になる表現をキーワードにするとほしい情報が見つけられないことがあります。
じゃあ、どうしたらいいのか。
難易度を表現するために使用されている【ものさし】がなんなのかを考えてみましょう。受験であれば、「偏差値」や「倍率」が良いかもしれません。
資格試験であれば、「合格率」なんかがわかりやすい物差しになります。
情報には賞味期限がある
情報には賞味期限があります。特に入試・資格試験は賞味期限は短いです。基本的に1年以上前の情報は役に立たない、または参考程度にしかならないと認識しておいたほうがいいです。
ということは、その情報がいつのものかチェックする必要があるんですね。
チェックは面倒です。更新日が記載されていれば良いですが、ない場合もあります。ではどうするのか。
検索のときに「1年前までのもの」をあらかじめ指定しておきましょう。
スクショが荒くてごめんなさい。時間があるときに差し替えます。スクショは「東京大学 偏差値」と検索したときの画面です。ここで、ツールのボタンを押して、「期間指定」を表示させます。そして、1年以内を選択してください。
これで、古い情報は初めから表示されません。
まとめサイトや情報サイトを活用する(ただしほどほどに)
資格や入試はまとめサイトがたくさんあります。複数の情報を調べたい時には非常に役立ちます。
利用の際には1点だけ注意しなければならいことがあります。その情報サイトが「運営者の意見や感想」を中心に書かれている場合です。その場合は書かれている情報が正しいかどうか判断しなければなりません。
情報サイトを活用すると便利なのは、早慶上智のオープンキャンパスを調べたい時など、「複数の組織」と「複数の時間」を調べる場合です。大学HPを一つ一つ調べていると、とても時間がかかります。でも「早慶上智 オープンキャンパス 日程 2022」と入れてしまえばいいんです。
検索時間を短縮する
普通に検索すると、検索画面上には広告がたくさん出てきます。しかも広告であるということがわかりにくいです。大学を調べると、予備校がずらずら、資格を入れると資格スクールがずらずら、正直うざいです。
なので、広告は表示されないようにしてしまいましょう。
方法は簡単です。検索キーワードの後ろに❝ー広告❞(マイナス 広告)と入れてしまえばいいんです。これで1ページ目に表示される検索結果が増えて、時間短縮になります。
最後のチェックはオフィシャルページで
ある程度検索したら、最後はオフィシャルページでチェックしましょう。実は、これがすごく大切です。特におととし、昨年と、コロナで受験関連で大きな変更が多数ありました。まとめサイトでは、タイムリーに情報更新がされない場合がります。申込みに関わること、受験そのものに関わることは最後は必ずオフィシャルページで確認してください。
「検索力」がなぜ勝敗を分けるのか
短時間で必要な情報を集めることは、戦略を決めるために大切なことです。受験であれば選択科目が何がいいのか、新しい受験方式は出ていないか、新設学部はあるのか。これをタイムリーに握ることで、スタートダッシュのスピードが違います。
また、資格試験でも難易度が上がってきているのか、下がってきているのか、受験会場の増減、選択科目の選び方など、情報を持っていれば、簡単に戦略を立てられるようになります。
まずは情報を効率よく集めること、そのために、「検索力」が大切です。