あなたは何教を信仰しているだろうか
人間と宗教
宗教に対してどんなイメージを持つだろうか
宗教=怖い と答える方は大多数おり、宗教に対するイメージは決してよくないと思う
これはやはり一部の過激な宗教や、今の日本では受け入れきれない慣習を持つ宗教ばかりが頭に浮かんでしまったことでついたイメージだ
牛を食べないヒンドゥー教や豚を食べないイスラム教、挙げ句の果てにはテロを起こしたオウム真理教などを宗教の見出しに置く人も少なくないだろう
しかし、私たちは盆にお墓参りをし、年が明けると初詣をする
お雑煮も食べるし、クリスマスも祝う
いわゆる多宗教者がほとんどだということなのである
初詣は神道であるし、墓参りは仏教だ
クリスマスはもちろんキリスト教
こうして私たちが自覚していないほど宗教は生活の一部として組み込まれているのが現実なのだ
そして宗教はなくてはならないものでもある
私たちに最も必要なものは宗教である
私たちは生活を集団で送る生き物である
スーパーから食べ物を買い、電器屋から調理器具を買い、電気業者から電気を買い、不動産屋から家を借りる
自分1人では生きていけないのである
なぜ私たちは見ず知らずの他の人と協力しながら生活を送られるのだろうか
同じものを信じているからである
同じ国というものの中で同じルールを守り、同じものを食べ、同じような習慣をこなす
これだけで私たちは仲間だと意識し、協力することができる
人間は宗教によって規模を拡大してきた生物なのである
宗教が生まれたことで人の集団は数を大幅に増やし、作り上げるものの規模も増し、数も増えたのである
宗教とは何か共通して信じることであり、それは人間しか持っていない唯一の武器なのだ
こうして生態系の頂点に君臨した人間は長い時間をかけて意識しなくとも宗教を信仰するレベルまで落とし込まれている
宗教に対する正しい認識は、私たちが生活する上で必要な知識だろう
今後間違いなく宗教をもとに生きていく私たちはどうやって他の宗教に理解を示せるかが協力の鍵となるのではないだろうか
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