ゼロからの『資本論』 と 人新世の『資本論』 斎藤幸平 著
なんでこの本を読んでみようと思ったのか
多分知らなくても生きていけるはずのことを、何かあれって気になったからかな
どうやら資本主義って中で生きていたんだってことに、最近気づいた
いや言葉では知ってたはずで、でもなんか楽しくない、なんか違う、なんか変
そんな気持ちはどこから来るか、何かヒントがある気がしたのかな
ただいま読書中
気になったことを書き留めるノート
人新世の『資本論』より
経済成長から脱成長
あるレベルを超えると、経済成長と人々の生活の向上に明確な相関関係が見られなくなるという
いくら経済成長しても、その成果を一部の人々が独占し、再分配を行わないなら、大勢の人々は潜在能力を実現できず、不幸になっていく
「現在飢餓で苦しんでいる10億人は苦しみ続ければいい」、「地球環境の悪化で苦しむ将来の世代などどうでもいい」という立場では無いのであれば、
先進国の経済成長を諦め、マテリアル・フットプリントを自発的に減らしていく道を検討すべきではないか
グリーンニューディール
再生可能エネルギーや電気自動車を普及させるための大型財政出動や公共投資を行う。安定した高賃金の雇用を作り出し、有効需要を増やし、景気を刺激することを目指す。好景気が更なる投資を生み、持続可能な緑の経済への移行を加速させる
トーマス・フリードマン - グリーン革命はまた、ビジネスチャンスと見なさなければならないし、私たちにとってはアメリカが再生するもっとも重要なチャンスなのだ
加速主義
経済成長をますます加速することによってコミュニズムを実現しようとする動き、近年欧米で支持を集めている「左派加速主義」
イギリス アーロン・バスター二 - 牛を育てるのには膨大な面積の土地が必要となるがどうする?工場で生産される人工肉で代替すればいい、人々を苦しめる病気はどうするか?遺伝子工学で解決可能、ロボットを動かすための電力はどう確保するか?無限で無償の太陽エネルギーでまかなえばいい
指数関数的な生産力発展を推し進めていけば、あらゆるものの価格は下がり続け、最終的には、自然制約にも貨幣にも束縛されることのない「潤沢な経済」になる
エコ近代主義
原子力発電やNET(ネガティブエミッションテクノロジー:その一つの考え方は大気中の二酸化炭素を除去する技術)などを徹底的に使って地球を「管理運用」しようという思想
自然を人類の生存のために管理することを目標とする