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かってに卒業研究

4月から学校通ってもう半分過ぎて、はっと、
この期間何が自分の知識として蓄積されたのか不安になった

そうだ卒業研究をしよう
地熱・温泉・農業・冷暖房、地域コミュニティに教育、そして暮らし
これらのキーワードを絡めてジオパワーシティー構想を計画してみるか!
とふと考えた。

まずは必要な要素をこのノートに並べてみながら考えてみよう

最終更新日:2025/1/8
『かってに、ジオパワーシティー計画』


目的

白糠町にある掘削技術専門学校と周辺の工業団地。この学校を中心に地熱発電、温泉、地中熱活用、農業、研究施設を設けたジオパワーシティを計画。
地域コミュニティと共に暮らし、創り、学び、遊び、研究していく、少エネルギー型の日本ならではの暮らしを発信する都市となる。

Update:方向性・目的

もともと掘削専門学校と白糠工業団地をベースに考えてきたが、もっと日本全国で広げられるように、地域に合わせて拡張したり縮小できるような柔軟性を持てるようなプロジェクトにUpdateしたい。

以下の2点はプロジェクトの大きな目標となる。その達成の助けとなる多くのモジュールを組み合わせて、地域の規模や特徴に合わせたプロジェクトとして計画を進める。

  1. 日本の多様な伝統文化を支える各地域の魅力を引き出し、活性化の中心となる施設・産業・生活拠点を創出する

  2. 全国的に人口減少が進む中で、首都圏から地方への人口流動を促し、地域の土地・資源・伝統文化を守る基盤を醸成する

計画方法・条件

「コミュニティと共生する地熱利用」を参考にまとめ、掘削技術専門学校のベテラン講師陣にアドバイスを求める。授業で習った計画手順や法規、環境への配慮などの実践的な手続きを仮想のもと行う。計画の全容が見え始めた段階で、各専門分野に分かれ生徒複数名でプロジェクトにあたりたい。

なお、計画に際して開発にかかる資金は可能な限り見積もりたいが、実現可能性は後回しにして進める。また、計画地で地中の熱源が有望かどうか、掘削してでるかどうかについては一切問わないこととする。

大切なことは、明るい未来構想を描く創造力を養いながら楽しむこと、そして、授業の復習を兼ねて、計画書や各種書類の作成、必要な手続きや段取りを踏むことを学んでいくことである。

必要要素・機能

  1. 温泉 - 新しい名所、それに伴う観光と施設

  2. 発電 - ベースロード電源、エネルギー安全保障

  3. 暖房・冷房

  4. 農業 - 温暖な気候の作物、新たな名産の発掘

  5. 漁業 - 安定した養殖

  6. ビジネス - 観光・ホテル・リラクゼーション・名産品・複合産業

  7. 地域 - 売電による利益と高齢化対策、融雪

  8. 教育 - 掘削技術科、地中熱産業科、地域ビジネス科と学問の幅を広げ、卒業時は科をまたがった研究発表を行う

  9. 研究 - 各施設での実験に加え、地域住民や観光客利用のデータを活用

  10. フォーラム・アリーナ・コート p37

エリア分析・マッピング

白糠団地位置関係
エリア計画素案

参考事例研究(コミュニティと共生する地熱利用)

今回の計画にあたり、上記の本の事例を参考として、内容をまとめながら学習を行った。以下に各事例を紹介する。

<小浜温泉バイナリー発電所>
 - 未利用温泉熱を活用した地域活性化
 - 

人口約3000人の温泉街、源泉温度約105度、湯量1日 15,000トン
約25の温泉井と15の旅館が並ぶ、年間約15万人の宿泊客が訪れる

<土湯温泉バイナリー発電所>
 - 震災復興から地域経済へのリーダーシップ - 

福島県福島市郊外の山間部、吾妻連邦の中腹に位置する温泉地、源泉温度約130度、8種類の泉質、伝統工芸品の土湯こけしの産地

<わいた地熱発電所>
 - 合弁会社設立による地域自治の明確化 - 

熊本県阿蘇郡にある人口7300人の小国町、九重連山の麓にある "わいた温泉郷"。高齢者の比率が約5割に達し、衰退の一途を辿る地域の活性化が課題

<上の岱地熱発電所>
 - 地元企業と地域の信頼関係が可能にした新規開発 - 

<山葵沢地熱発電所計画>
 - 地熱開発における環境アセスメントの適用 - 

<八丈島地熱発電所>
 - 地熱利用により加速する島の持続可能性 - 

自治体が地域とともに創る地熱発電

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