可愛い可愛くない
20歳にもなれば想いを伝えることが気恥ずかしいような人よりも、新しい人達と日々を過ごすことの方が多い。
私はこれまでの人生「可愛い」とは程遠いを生きてきた。単純に可愛くないのもあるけど、何年も一緒にいたら可愛いとか言い合わないものなのかな?と思う。
去年専門学校に入学して新しい知り合いが増えた。その子達は髪型を変えれば可愛い メイクの度合いを変えても可愛い 新しい服を着れば可愛い と言ってくれる。
そんなんだから私もみんなに「可愛いね」って沢山言うようにはなったと思う。
みんなは可愛いねと告げると大抵「ありがとう」と返してくれる。
私といえば可愛いねと告げられれば「え、どこが」と返してしまう。それはどのあたりが可愛いのか具体的に言えと言っているわけじゃなくて、私なんかに可愛いと言う感性はなに?と思ってしまう。
かなり最悪、せっかく可愛いと言ってもらえるのに。
きっとみんな何の深い意味もなく可愛いと思ったから可愛いと言うだけ。
それなのにその可愛いには何か含まれているのではないかと、
そして私がその可愛いに対して「ありがとう」とでも言おうもんなら「自分可愛いって思ってるんだ」と感じ取られてしまうのではないかと。
私なんかに可愛いと言ってくれるような子がそんなこと思ってるはずはないけど
それを受け止め切れる器は私にはまだない。