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「中原中也全詩鑑賞」第5巻の見出し付き目次を紹介します。



2023年3月13日午後5時25分。俄かに西の空に黒雲が現れた。雲はちょっと目を逸らしているうちに形を変えるから、形が変わる前にシャッターを押すこと30分。日の入り直後までを捉えました。この写真の雲が、見る見るうちに変形し、夕焼けの空に様々な姿態を刻みました。




中原中也が、生前に発表した詩作品は、第一詩集「山羊の歌」に収められているほかに、新聞や雑誌などのメディアに発表された詩篇があります。中原中也全詩鑑賞5では、この生前発表詩篇40篇全てを読みます。

<生前発表詩篇>

│103│暗い天候(二・三)/「白痴群」の危機が見える
│104│嘘つきに/神の前に一人ぼっち
│105│我が祈り/小林秀雄と交友が復活
│106│夜更け/チャルメラが聞える丘
│107│或る女の子/愛しいちっちゃな脳みそ
│108│夏と私/ああ僕もフランスに行きたい
│109│ピチベの哲学/孝子との新生活を寿ぐ
│110│我がジレンマ/共同体の中の孤独
│111│寒い!/冬景色の向うに春はある?
│112│雨の降るのに/肩が凝るホントの原因
│113│落日/見知らぬ街は漁師の街
│114│倦怠/朔太郎を感心させた技巧
│115│女給達/ねえねえ愛して頂戴ね
│116│夏の明方年長妓が歌った/文学論議の続きを延々
│117│詩人は辛い/思いっきり詩人論の詩
│118│童女/クリンベルトの夢見て眠れ
│119│深更/ものみな眠る大都会
│120│白紙(ブランク)/真夜中に詩人は眠らない
│121│倦怠/午後の日射しの中のケダイ
│122│夢/心地よい音感が物語を刻む
│123│秋を呼ぶ雨/部屋に撒かれた灰の正体
│124│はるかぜ/幸福の鉋(かんな)の音
│125│漂々と口笛吹いて/メルヘンの秋の後に来るもの
│126│現代と詩人/戦争はいらない!詩集を読もう!
│127│郵便局/日常の中にある倦怠
│128│幻想/立ち上がる希望の「エアメール」
│129│かなしみ/悲しみ呆けて祈る朝空
│130│北沢風景/キャベツを包丁で叩く詩人
│131│或る夜の幻想(1・3)/夢の中のシュールなおへそ
│132│聞こえぬ悲鳴/腐った花びらを噛む夜更
│133│道修山夜曲/汽車が通った後のしずけさ
│134│ひからびた心/無(死)の中へ飛んでいく
│135│雨の朝/ハイ皆さん大きい声で
│136│子守唄よ/母親に代わって歌う
│137│渓流/青春の悲しいビール
│138│梅雨と弟/弟の死と長男の死と
│139│道化の臨終(Etude Dadaistique)/27歳のダダのデザイン
│140│夏/ある朝、死んでいた僕
│141│初夏の夜に/そこにあるあの世
│142│夏日静閑/ガランとした鎌倉の街で

今回は、ここまでです。


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