詩-四元素
火
「白」
風が火を起こす
全ての物を浄化する
色温度
白
6500度の炎
僕の小さな
愛の炎
砂浜のBBQ
線香の炎
詩人の炎
白く激しく燃える
風
「風との相対速度」
全ての穢れを吹き飛ばす
島の風
猫の通り道から流れ込み
僕の家に滞留してた
ふさぎ虫
怠け者
酒の匂い
吹き飛ばした
雲が流れ
雨が流れ
星が流れ
空との相対速度
マッハ20で駆け抜ける
土
「土の匂い」
土の中
ぬくぬくと
種達がむずむず
長い冬
春を待つ
雨上がり
雑草取り
土の匂い
ネコのうんちの
強力な匂い
人生の基本
人の営みの基本
愛の基本
土
こんな世の中だけど
土と共に生きたい
かつてはとても
自然だったこと
皆忘れてしまったこと
プランターからでいいと思う
水
「水が僕らにしてくれる事」
君に振られた日は
豪雨の中
傘もささずに
家に帰りたい
目からあふれる水を
隠してくれる
包み込んでくれるような
優しい雨でもいい
夏の太陽雨はなんか爽やかだ
傘をささずに
公園でも散歩して
弱い雨に濡れて
太陽の光で
輝く宝石みたいな
植物を鑑賞したい
雨は
川となり
海となり
雲となり
氷河となる
数万年の循環
植物を育み
動物を育み
人間を育み
いるかやくじらを育む
バクテリアを育む
温室効果で地球を暖める
70%が水で出来てる僕らも
水であると言って構わないだろう